6月
リースとガーランド

ギリシャ・ローマ時代、月桂樹のリースは競技の勝者へ、ギンバイカのリースは群衆相手の演説者に、オリーブのリースは戦いから帰還した兵士に栄誉として贈られました。
古く子供や天使の頭にのせたガーランドは若さと友情の象徴。赤ちゃんが生まれるとアイビーや月桂樹で作った誕生冠を家のドアに吊るしたりしました。ガーランドに使う花や葉にも意味があります。ユリやバラは「美」ケシは「眠り」月桂樹は「栄光」です。
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。