夏の名残のバラ

夏の名残のバラ  一人寂しく咲いている    他の花々は既に枯れ散った   真の心が枯れ果て  愛する者がいないこの世の中で    誰が一人で生きられようか              『The Last Rose Of ...

年年歳歳花相似たり

年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず . 唐の詩人 劉廷芝の詩です。 . 毎年毎年、花は同じ場所で咲くけれど、毎年毎年、人はこの世を去っていく。自然はかわらず繰り返されるのに対して、人の命とはなんとも儚いものだね、と...

紫陽花

  与謝野晶子の歌集「落花抄」には花だけを詠んだ歌が100載っています。春夏秋冬、四季をおって花ごとに、その合間に花についての随筆があり、巴里での東京での草花への愛着が垣間見れてうれしくなります。 . そのなかで「がくの...

紫陽花

文学作品の中に植物の登場を見つけると、ほかのどんな名文句を見つけた時より、胸が高鳴りときめくのが自分でわかります。 . その季節の目に入った群生や、華やぎ移ろい朽ちる様が、彼らにはこんな風に映ったのかと、その心象に感じ入...

四月を一日残した今日、暇なく注いだは暮春の雨。ひなげしの花は悲しげなり、すみれの花は冷げなり。「春の長雨が降っている間に、桜の花もすっかり虚しく色あせてしまった。それはまるで恋や世間に気を取られてるうちに、私の美貌も失せてしまったのに似てるわね」小野小町は桜に自身を重ねていたけれど、私はこの花をみてこの歌を重ねました。悲しくもないし寂しくもない、ただぼんやりした気持ちで。今日もいちりんあなたにどうぞ。花の色は うつりにけりな いたづらにわが身世にふる ながめせしまに小野小町 ひなげし 花言葉「休息」

四月を一日残した今日、暇なく注いだは暮春の雨。ひなげしの花は悲しげなり、すみれの花は冷げなり。「春の長雨が降っている間に、桜の花もすっかり虚しく色あせてしまった。それはまるで恋や世間に気を取られてるうちに、私の美貌も失せ...

旅の途中で詠まれた歌に、よく桜がでてくるのは、旅人たちが山道を歩くことが多かったからなんですって。どれほどの景色が広がっていたのかしらと、想像するだけで山の色香が漂います。その当時、物ももたず慾もみたさず花をみて、道なき道を歩いては歌を詠んだ昔の人にとって、幸せとはなんだったのだろうと、ふと思いました。それとは、いまこんなふうに東京で、道端路肩の花をみつけては、誰かに伝えたくなる気持ちと、 少しは似たりもするかしら、なんて。今日もいちりんあなたにどうぞ。ツルニチニチソウ 花言葉「優しい」

旅の途中で詠まれた歌に、よく桜がでてくるのは、旅人たちが山道を歩くことが多かったからなんですって。どれほどの景色が広がっていたのかしらと、想像するだけで山の色香が漂います。その当時、物ももたず慾もみたさず花をみて、道なき...

花がすめばつつじ。実は単に「つつじ」という植物はなく、山つつじ、みつばつつじ、など数多くの品種名で親しまれている花です。「れんげつつじ」といえば、その名は蓮華のような赤色から「さつきつつじ」は皐月のころ五月が見頃の花だから。四月が足早に過ぎていくこの頃、日ごと光の中にも初夏の気配を感じるようになりました。今日も良い天気。よい一週間にしましょうね。今日もいちりんあなたにどうぞ。優しさのひとつは、自身が受けるに値する愛以上の愛を、人に与えることにある-ジョセフ・ジュベールツツジ 花言葉「恋の喜び」

花がすめばつつじ。実は単に「つつじ」という植物はなく、山つつじ、みつばつつじ、など数多くの品種名で親しまれている花です。「れんげつつじ」といえば、その名は蓮華のような赤色から「さつきつつじ」は皐月のころ五月が見頃の花だか...

終わってしまったといって泣くのはやめよう。生きていろいろな経験をしたのだから、笑おうよ。-ドクター・スースね、笑おう。今日もいちりんあなたにどうぞ。ヒメツルソバ 花言葉「思いがけない出会い」

終わってしまったといって泣くのはやめよう。生きていろいろな経験をしたのだから、笑おうよ。-ドクター・スースね、笑おう。今日もいちりんあなたにどうぞ。ヒメツルソバ 花言葉「思いがけない出会い」