山法師(ヤマボウシ)花言葉「友情」

更新日:2025.06.30 公開日:2025.06.25

今日の花は山法師(ヤマボウシ)。梅雨の終わりから七月にかけて、白い花を咲かせる美しい木です。

近縁のハナミズキ(アメリカヤマボウシ)よりも開花時期は遅く、ちょうど今ごろが満開です。

白い4枚の花弁のように見えるのは総苞片(そうほうへん)といって、花序(花が集まっている部分)の周りにある葉のようなもの、本来の花はその中心にある淡黄色の小さな粒の部分です。

ちなみに、総苞片の先端に窪みがあるのがハナミズキ(左)で、先端がとがるのがヤマボウシ(右)なので見分け点になります。

まるで白いドレスを着たかのようにも見えるその花は、清楚でありながらも華やぎがあります。白い花が風にさざめく様子は白波とも湯煙のようとも表されますが、私にとってあの音は、まるで聖歌隊の合唱を聞いているように響きます。


ヤマボウシの花言葉は「友情」。

この花を眺めていると、自然と深呼吸をしたくなるほど、穏やかな気持ちになるから不思議。満開の花木を見つけるたびに、思わず知らせたくなる初夏の花です。

今日もいちりんあなたにどうぞ。