尾花吹く風

更新日:2026.08.15 公開日:2024.09.15

一

遠きもの
まず揺れて、
つぎつぎに、
目に揺れて、揺れ来るもの、
風なりと思う間もなし、
我いよよ揺られ始めぬ。

二

風吹けば風吹くがまま、
我はただ揺られ揺られつ。
揺られつつ、その風をまた、
わがうしろ遥かにおくる。

三

吹く風に揺れそよぐもの、
目に満ちて、
翔る鳥、
ただ一羽、
弧は描けど、
揺れ揺れて、
まだ、空の中。

四

吹く風の道に、
驚きやまぬものあり、
光り、また、暗みて、
おりふし強く、急に強く、
光り、また、暗む、
すべて秋、今は秋。

五

輝けど、
そは遠し。
尾花吹く風。

「風」北原白秋 詩集『水墨集』より    

今日もいちりんあなたにどうぞ。

ススキ 花言葉「心が通じる」

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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。「あなたの想いを花でかたちに」するのが仕事です。since2002
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