7月
芥川龍之介◎ホオズキ 花言葉「心の平安」
毎年7月9日・10日は「四万六千日」というご縁日です。これは東京浅草にある浅草寺の縁日がはじまりで、この日に観世音菩薩の功徳に感謝してお参りすると、46,000日分の功徳があるとされることから「四万六千日」と呼ばれます。
この日にあわせて浅草寺の境内で行われるほおずき市ですが、今年も中止になりました。祭りに花火に縁日に、下町の風物詩が一つも味わえない寂しさばかりが、町の中に漂います。町で育った人たちに、お父さんお母さんが元気なうちに、もう一度、あの景色を活気をにぎわいを見せてあげたい。今日もいちりんあなたにどうぞ。
霧雨や鬼灯残る草の中 芥川龍之介
ホオズキ 花言葉「心の平安」
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。