9月
ポットマリーゴールド 花言葉「信頼」

秋の燈のいつものひとつともりたる 木下夕ヤ
秋になり朝夕の涼しい風がたつようになると、秋の夜長も手伝って、読書欲が高まります。
「燈火親し(とうかしたし)」とは、秋の夜長を燈下で読書すること。昔はロウソクやランプのあかりを頼りに読書したことから「燈火」と言うのですが、今は電燈なのでそのまま「燈下」としたほうがふさわしいですね^_^
燈という字は秋に似合います。夕暮れ時に、ぽっと灯された電燈は懐かしさとともに、心に温もりが戻る感があります。 春は光、夏は照り、冬は灯しび。他愛ない言葉あそびを地味に楽しみつつも、新しい季節を迎える喜びに、胸が満ちゆくこの頃です。
今日もいちりんあなたにどうぞ。
自分の直感を信じなさい。
Trust your gut.
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。