7月
トルコキキョウ 花言葉「よい語らい」

7月2日は半夏生(はんげしょう)。夏至から数えて11日目にあたる雑節のひとつです。カラスビシャク(半夏)という薬草が生える頃といわれたり、カタシログサ(半夏生)という草の葉が、その名の通り半分白く化粧しているようにみえる頃からともいわれます。
農家では、農作業や田植えを終える目安の日としてきました。また、この日に降る雨はよくないとされ、井戸水を守るために蓋をしたり、この日に採った野菜を食べないという風習もあるそうです。そういえば、関西地方では半夏生にタコや鯖、うどんを食べる地域があるそうですね。関西だけなのかしら?
各地の風習を知るも楽しい、夏の歳時記です。今日もいちりんあなたにどうぞ。
七月やうすおしろいをしたる風 歩み来りぬ木の下行けば 与謝野晶子
七月やうすおしろいをしたる風 歩み来りぬ木の下行けば 与謝野晶子
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。