6月
ナンテン 花言葉「よい家庭」
ナンテンは「難を転ずる」語呂合わせから、縁起樹の代表とされていますね。「南天を庭に植えれば火災を避けられる」といわれ、江戸時代にはどこの家にも南天が「火災よけ」として植えられるようになり、さらには「悪魔よけ」として玄関前にも植えられるようになりました。
さて、迎えうつ姿勢が欠けている。とは料理研究家である辰巳芳子さんの言葉です。夏の暑さに備えて、いまこの時期から身体の準備をしましょうというお話でした。おいしいものを頂く、とは、贅沢なもの、という意味でなく、心を込められたものを心を込めて頂くことですね。
私たちの身体や心を案じて、手間暇かけられた「おいしいもの」を知り、おいしく頂いたら「ありがとう」を伝える。さあ夏に備えて、日々おいしく頂きましょう。今日もいちりんあなたにどうぞ。
空の星になれないなら、せめて家庭の灯りになりなさい。
Become the light of the home at least if it is not possible to
become the stars above. George Eliot-
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。