4月5月花言葉
藤の花 花言葉「優しさ」「歓迎」「決して離れない」

春の終わりから初夏を思わせる風にそよぐ、藤の花。
長く垂れ下がる花房は、まるで薄紫のベールのように、
私たちの目と心をやさしく包んでくれます。
樋口一葉は、こんな一首を詠んでいます。
品高き ここちこそすれ 藤なみの なみにはあらぬ 花の色かな
打ち寄せる波のように咲き連なる藤の花。
その色には特別な品格と気高さがあり、
しかし実際の波には決して見られない色である –
そんなふうに、この一首を読み解きました。
藤の花言葉は、「優しさ」「歓迎」「決して離れない」。
華やかすぎず、控えめすぎず。そんな藤の佇まいと美しさに、
今年もまた、心がそっとほどけていくような気がします。
今日もいちりんあなたにどうぞ。




