長寿祝い一覧【2026年版早見表】年齢・名称・色・生まれ年がわかります
還暦、古希、喜寿——名前は聞いたことがあっても、「何歳のお祝いだったか」「今年は誰が該当するのか」まではとっさに出てこないものです。
この記事では、長寿祝い13種類の年齢・読み方・由来・テーマカラーを一覧表にまとめました。2026年に該当する生まれ年も併記しているので、ご家族の生まれ年を照らし合わせるだけで、今年お祝いすべき節目がわかります。
後半では、長寿祝いに花を贈るときの色の選び方とマナー、避けたほうがよい贈り物まで解説します。
長寿祝い一覧|2026年版・早見表
まずは全体像から。2026年に満年齢で該当する生まれ年を併記しています。
| 年齢 (満) | 名称 | 読み方 | テーマカラー | 2026年に該当する生まれ年 |
|---|---|---|---|---|
| 60歳 | 還暦 | かんれき | 赤・朱 | 1966年(昭和41年)生まれ |
| 66歳 | 緑寿 | ろくじゅ | 緑 | 1960年(昭和35年)生まれ |
| 70歳 | 古希(古稀) | こき | 紫 | 1956年(昭和31年)生まれ |
| 77歳 | 喜寿 | きじゅ | 紫 | 1949年(昭和24年)生まれ |
| 80歳 | 傘寿 | さんじゅ | 黄・金茶 | 1946年(昭和21年)生まれ |
| 81歳 | 半寿 | はんじゅ | 黄・金茶 | 1945年(昭和20年)生まれ |
| 88歳 | 米寿 | べいじゅ | 黄・金茶 | 1938年(昭和13年)生まれ |
| 90歳 | 卒寿 | そつじゅ | 紫・白 | 1936年(昭和11年)生まれ |
| 99歳 | 白寿 | はくじゅ | 白 | 1927年(昭和2年)生まれ |
| 100歳 | 百寿(紀寿) | ひゃくじゅ・ももじゅ | 白・桃 | 1926年(大正15年/昭和元年)生まれ |
| 108歳 | 茶寿 | ちゃじゅ | 定めなし | 1918年(大正7年)生まれ |
| 111歳 | 皇寿 | こうじゅ | 定めなし | 1915年(大正4年)生まれ |
| 120歳 | 大還暦 | だいかんれき | 定めなし | 1906年(明治39年)生まれ |
※テーマカラーには地域や流派による諸説があります。上表は現在もっとも広く用いられている色を記載しています。 ※誕生日を迎える前の方は、上表より1年繰り上がります。
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数え年と満年齢、どちらで祝う?
長寿祝いでもっとも多い疑問がここです。結論から言うと、現在は満年齢で祝うのが一般的です。
数え年と満年齢の違い
| 数え方 | 年齢が上がるタイミング | |
|---|---|---|
| 数え年 | 生まれた日を「1歳」と数える | 元日(1月1日)に全員一斉 |
| 満年齢 | 生まれた日を「0歳」と数える | 誕生日 |
数え年は満年齢より1歳(誕生日前なら2歳)多くなります。
なぜ満年齢が主流になったのか
長寿祝いは中国から伝わった風習で、もともとは数え年で行われていました。日本では1950年(昭和25年)に「年齢のとなえ方に関する法律」が施行され、公的な場面で満年齢を用いることが定められて以降、満年齢での祝い方が定着しています。
**どちらが正しいという決まりはありません。**ご家族の慣習や地域の風習に合わせて構いません。迷ったら、本人の誕生日に満年齢で祝うのがもっとも自然です。
還暦だけは例外的に覚えやすい
還暦は数え年61歳=満60歳で、どちらの数え方でも同じ年に祝います。十干十二支(60通りの組み合わせ)が一巡して、生まれた年の干支に「還る」ことに由来するためです。
2026年に還暦を迎えるのは1966年(昭和41年)生まれの方で、この年の干支は**丙午(ひのえうま)**です。
長寿祝いの種類と由来
それぞれの節目に込められた意味を知っておくと、贈り物選びにもメッセージにも深みが出ます。
還暦(60歳)|赤
十干十二支が60年で一巡し、生まれた年の干支に戻ることから「暦が還る」=還暦。「生まれ直し」の節目とされ、赤ちゃんに還るという意味で赤いちゃんちゃんこを贈る風習が生まれました。赤には魔除けの意味もあります。
ただし60歳はまだ現役世代。「老人扱いされたくない」と感じる方も多いため、ちゃんちゃんこよりも、赤やワインレッドを効かせた花や上質な日用品が喜ばれる傾向にあります。
緑寿(66歳)|緑
2002年に日本百貨店協会が提唱した、比較的新しいお祝いです。「六十六(ろくろく)」の語呂から「緑(ろく)寿」と名づけられました。環境・自然への関心が高まった時代背景を反映し、緑をテーマカラーとしています。
グリーンを主役にしたアレンジや観葉植物との相性がよい節目です。
古希(70歳)|紫
唐の詩人・杜甫の詩「曲江」の一節、「人生七十古来稀なり」(70歳まで生きる人は昔から稀である)に由来します。かつては極めて長寿とされた年齢です。
紫は古来、高貴な色として位に就く人だけが身につけられた色でした。古希・喜寿は紫と覚えておくと迷いません。
喜寿(77歳)|紫
「喜」の草書体(㐂)が「七十七」を重ねた形に見えることに由来します。中国から伝わった還暦・古希と違い、日本で生まれたお祝いです。
古希と同じ紫がテーマカラーですが、7年経っている分、少し淡いラベンダーやピンクパープルを選ぶと変化がついて喜ばれます。
傘寿(80歳)|黄・金茶
「傘」の略字(仐)を分解すると「八十」と読めることから。ここから米寿・半寿までは黄色・金茶色が続きます。黄色は稲穂の実りを象徴し、豊かな人生を重ねてきたことへの敬意を表します。
半寿(81歳)|黄・金茶
「半」の字を分解すると「八」「十」「一」になることに由来。将棋盤のマス目が81であることから**「盤寿(ばんじゅ)」**とも呼ばれ、将棋界では特別なお祝いとされています。
米寿(88歳)|黄・金茶
「米」の字を分解すると「八十八」になることから。末広がりの八が2つ重なる縁起のよい節目として、長寿祝いのなかでも特に盛大に祝われます。金茶色の花に黄色のリボンを合わせるなど、華やかさを意識したいところです。
卒寿(90歳)|紫・白
「卒」の略字(卆)が「九十」と読めることに由来します。テーマカラーは紫とする説と白とする説があり、紫を基調に白を差し色にする構成が無難です。
白寿(99歳)|白
「百」から「一」を引くと「白」になることから。白がテーマカラーですが、白一色は弔事を連想させるため、白を基調にしつつピンクやクリーム色を添えるのが実務上のおすすめです。
百寿・紀寿(100歳)|白・桃
100歳、そして一世紀(century)を迎えることから「紀寿」とも呼ばれます。日本では厚生労働省から内閣総理大臣名の祝状と記念品が贈られる、公的にも特別な節目です。
茶寿(108歳)・皇寿(111歳)・大還暦(120歳)
- 茶寿:「茶」の字が「艹(十十)」+「八十八」に分解でき、20+88=108
- 皇寿:「白(99)」+「王(十二)」で99+12=111
- 大還暦:二度目の還暦を迎えること
このほか、95歳・110歳・112歳などを指す**珍寿(ちんじゅ)**という呼び方もありますが、年齢の定義には諸説あります。
長寿祝いに贈る花の色の選び方
テーマカラーを知っていても、そのまま単色で贈るのが最適とは限りません。実際の花選びで押さえるべき3点を挙げます。
1. テーマカラーは「基調」であって「単色」ではない
紫のみ、白のみで構成すると、落ち着きすぎたり弔事の印象になったりします。テーマカラーを主役に7割、残り3割に相性のよい色を差すのが失敗しにくい配分です。
| テーマカラー | 相性のよい差し色 |
|---|---|
| 赤(還暦) | ゴールド、深いグリーン、白 |
| 紫(古希・喜寿・卒寿) | ピンク、白、ライトグリーン |
| 黄・金茶(傘寿・半寿・米寿) | オレンジ、クリーム、ブラウン |
| 白(白寿・百寿) | 淡いピンク、シャンパンゴールド |
2. 白一色・菊の多用は避ける
白い花や菊は仏花の印象が強く、高齢の方ほど弔事を連想しやすい傾向があります。白寿・百寿のように白がテーマカラーの場合でも、必ず有彩色を添えてください。
3. 香りと管理の手間に配慮する
- 強すぎる香り(ユリの一部など)は、体調によって負担になることがあります
- 鉢植えは水やりや植え替えの手間がかかるため、施設に入居中の方には避けたほうが無難です
- アレンジメントは花器不要でそのまま飾れるため、贈られた側の負担がもっとも軽い形態です
→ 詳しくは高齢者に贈る花の色選びもご覧ください
長寿祝いのマナー|のし・相場・贈る時期
のし・表書き
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 水引 | 紅白の蝶結び(花結び)/5本または7本 |
| 表書き | 「祝 還暦」「祝 古希」など節目の名称、または「寿福」「長寿御祝」 |
| のしの種類 | 外のし(贈る目的がひと目で伝わるため) |
何度あってもよいお祝いのため、結び切りではなく蝶結びを使います。
金額の相場
| 贈る相手 | 目安 |
|---|---|
| 両親・祖父母 | 10,000〜30,000円 |
| 親戚 | 5,000〜10,000円 |
| 友人・知人 | 3,000〜10,000円 |
| 取引先・法人ギフト | 10,000〜30,000円 |
花単体で贈る場合は5,000〜15,000円が中心帯です。食事会と組み合わせる場合は、花は5,000円前後に抑えて記念品を別途用意するケースが多く見られます。
贈る時期
- 誕生日当日:もっとも一般的。満年齢で祝う場合の基本
- 敬老の日:2026年は9月21日(月・祝)。遠方の家族がまとめて祝う場合に選ばれます
- お正月:数え年で祝う場合。親族が集まりやすい
当日に間に合わない場合は、当日より前に届くよう手配するのが基本です。
避けたほうがよい贈り物
| 品物 | 理由 |
|---|---|
| 櫛(くし) | 「苦」「死」を連想させる |
| ハンカチ | 「手切れ」を連想させる |
| 日本茶 | 弔事の返礼品の定番 |
| 白一色の花・菊 | 仏花の印象 |
| 靴・スリッパ・マット | 「踏みつける」意味になり目上の方には失礼 |
| 老眼鏡・杖・補聴器 | 「老い」を直接的に指摘する印象になる |
よくある質問
Q. 長寿祝いは何歳から始まりますか?
一般的には還暦(60歳)からです。かつては40歳の「初老」から10年ごとに祝う風習もありましたが、平均寿命が延びた現在では還暦を起点とするのが主流です。
Q. 長寿祝いはいくつまで祝うものですか?
**上限はありません。**百寿(100歳)以降も、茶寿(108歳)・皇寿(111歳)・大還暦(120歳)と続きます。ただし、ご本人の体調や意向を最優先に、負担にならない形で祝うことが大切です。
Q. 本人が「大げさにしないでほしい」と言っています
無理に催しを開く必要はありません。花とメッセージカードだけでも十分に気持ちは伝わります。花以想では3,800円からのコンパクトなアレンジもご用意しています。
Q. 誕生日と敬老の日、どちらで祝うべきですか?
決まりはありません。誕生日は本人だけの節目、敬老の日は家族全体の行事という性格の違いがあります。両方で祝っても問題ありません。
Q. 遠方に住んでいて当日に行けません
花の宅配が有効です。花以想では正午までのご注文で全国に当日発送、最短翌日お届け(北海道・中国・九州・四国は最短3日後)に対応しています。メッセージカードは無料でお付けできます。
まとめ
- 長寿祝いは還暦(60歳)から始まり、上限はない
- 現在は満年齢で祝うのが一般的。ただし数え年でも間違いではない
- テーマカラーは還暦=赤/古希・喜寿=紫/傘寿・米寿=黄・金茶/白寿・百寿=白が基本
- 花を贈るときはテーマカラーを基調に、差し色を3割加えると失敗しない
- 白一色・菊・櫛・ハンカチ・日本茶は避ける
年齢の節目に何を贈るか以上に、「覚えていてくれた」という事実そのものが、受け取る方にとっての一番の贈り物になります。
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この記事を書いたひと
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