表書き「祝御移転」と「御移転御祝」はどっちが正しい?
お祝い花を送るときに花に立てる「立札(名札)」。ここに記載する「祝***」の書き方について、悩んだことはないですか?
たとえば表題にある「祝御移転」と「御移転御祝」。
この場合はどっちが正しいでしょう。
前者は4文字、後者は「御」が重なっている…いっそ「ご移転御祝い」がいいのでは。
なんて最適解も聞こえてきそうですが、結論から言うと両者は「どちらも正解」です。
「祝御移転」のように、先頭に「祝」を付ける書き方は関東に多いようで、対して「御移転御祝」という書き方は関西に多く見られます。
一説には、京都をはじめとして昔からの伝統が引き継がれている地域が多い関西に対し、全国から人が集まる関東は、わかりやすさを重視したことにより現在の書き方になったのではないかといわれます。
関東にいるHANAIMOでも、通常は「祝****」と表記しますが、お客様からのご指定があった際にはそれに限りません。送り先が関東の会社でも「御移転御祝」「御開業御祝」と書くことはあります。
なお、表書きに悩まれたときにはお祝い事であれば「御祝」とするとよいでしょう。
ご参考になれば幸いです。


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この記事の監修者
フラワーギフト専門店 花以想 Hanaimo 店主 鈴木咲子
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ式フラワーデザインに出会い、ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店でドイツ式フラワーデザインを習得。2002年 通販サイトHanaimo開業。
趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。