神道のお供え花|五十日祭・一年祭の贈り方

Posted on 2026/08/17
神道のお供え花|五十日祭・一年祭の贈り方

神道のお供え花は、仏式と同じお花で差し支えありません。白を基調とした落ち着いた色合いのアレンジメントであれば、そのままお供えいただけます。「神式だと聞いたけれど、専用のお花があるのだろうか」とご相談いただくことがありますが、花材も色も、仏式と大きく変わるところはありません。違うのは、贈る時期の呼び方と、立札の表書き、そして添える言葉の三つだけです。この記事では、その三つを花屋の目線から順にご案内します。

このページの内容

  1. 神道のお供え花は、仏式と同じお花で大丈夫です
  2. 仏式と違うのは、この三つだけ
  3. いつ贈るか(十日祭・五十日祭・一年祭)
  4. どこへ届けるか(神社宛てにはしません)
  5. お花の色と仕立て(17色から)
  6. 立札の表書きと、添える言葉
  7. 神道のお供えにお選びいただいているお花
  8. よくあるご質問

神道のお供え花は、仏式と同じお花で大丈夫です

先に結論を申し上げます。神道のお供えに、専用のお花は要りません。白を中心に、淡い色を添えた落ち着いた色合いのアレンジメントであれば、そのままお供えいただけます。花以想でも、神式のご用途でお選びいただくのは一般的なお供え花のページにあるものがほとんどです。

「神道用」と書かれた商品がどこにも見当たらないので、ご不安になるのだと思います。その感覚はよくわかります。ただ、これは商品が足りていないのではなく、神式のお祭りで用いるお花に、仏式と分けるほどの違いがないためです。榊(さかき)を添えることもありますが、榊はご神前にお祀りするもので、参列する側からお供えするお花とは役割が別です。

実際、「五十日祭が済んでのお供えに」というご注文で、淡い紫を基調にピンクを少し加えたアレンジメントをお作りしたことがあります。ご希望どおりにお仕立てして、そのままお届けしました。神式だからという理由で、こちらから花材や色を制限することはありません。

仏式と違うのは、この三つだけ

お花そのものは変わりませんが、注文するときに関わってくる違いが三つあります。どれもご注文の画面で決めることばかりですので、ここだけ押さえておけば十分です。

項目仏式神式
お花・色白を基調に、時期で色を添える同じ
贈る時期の呼び方四十九日・一周忌・三回忌五十日祭・一年祭・三年祭
立札の表書き御供/御霊前/御仏前御供/御神前(御仏前は使いません
添える言葉ご冥福・供養などを用いるこれらは用いません(言い換えは後述)
お供えするものお花・お線香・お菓子お花・お酒・お菓子(お線香は用いません

お線香だけは、ひとつ気をつけていただきたい点があります。仏式ではお花と一緒に贈られることの多い品ですが、神式ではお線香を用いません。お花に何か添えたい場合は、焼菓子のほうが向いています。ご注文のときに「神式です」とだけお知らせいただければ、この組み合わせもこちらで整えます。

いつ贈るか(十日祭・五十日祭・一年祭)

神式では、故人を偲ぶ節目のお祭りを霊祭(れいさい)と呼びます。仏式の法要にあたるものです。日程の数え方が違うので、ここだけ対応表にしておきます。

神式時期仏式でいうと
通夜祭・葬場祭ご逝去の直後お通夜・ご葬儀
十日祭10日目初七日にあたる節目
五十日祭50日目。忌明け四十九日
百日祭100日目百箇日
一年祭1年目一周忌
三年祭・五年祭・十年祭以降は式年祭として三回忌・七回忌など

お花のご注文がいちばん多いのは五十日祭一年祭です。仏式の四十九日・一周忌と同じ感覚で考えていただいて差し支えありません。お届けは、お祭りの前日、または当日の午前中を目安にしています。正午までのご注文で最短翌日にお届けします(北海道・中国・四国・九州はご注文から3日後が最短です)。

三年祭・五年祭以降のお参りや、ご命日のお花については、命日のお供え花のページもご覧ください。

どこへ届けるか(神社宛てにはしません)

ここが仏式との、いちばん実際的な違いです。神式のご葬儀や霊祭は、神社では行いません。斎場かご自宅、または会館が会場になります。仏式の感覚で「お寺にあたる場所へ」と考えて神社宛てにされると、お花が行き先を失います。

時期お届け先
通夜祭・葬場祭斎場、またはご自宅
五十日祭・一年祭会場(斎場・会館・ご自宅)
お祭りのあと、ご挨拶としてご自宅
日々のお供えご自宅の祖霊舎(それいしゃ)

ご自宅には、仏壇にあたるものとして祖霊舎(それいしゃ)が置かれています。棚の上に据えられていることが多く、まわりの余白は仏壇よりも狭いのが普通です。ご自宅宛てのお花は、器つきのアレンジメントで、置き場所を取りすぎない大きさが向いています。

会場名と日程をお知らせいただければ、受け取りの時間帯はこちらで確認します。ご自宅宛てで、ご在宅の見込みがはっきりしない場合も、ご事情をお伝えいただければ配送日と時間帯を組み立ててご提案します。

お花の色と仕立て(17色から)

色の考え方も、仏式と同じで差し支えありません。五十日祭までは白を主に、その後は少しずつ色が入っていきます。花以想では17色からお選びいただけますが、神式のお供えでよくお選びいただくのは次の組み合わせです。

時期主になる色添える色
葬場祭〜五十日祭白「ブラン」グリーン白「みどり」
五十日祭〜一年祭淡い紫「ふじいろ」淡いピンク「さくら」
三年祭以降・ご命日淡いピンク紫「モネ」クリーム「きなり」

神式では榊の緑がご神前にありますので、白とグリーンでまとめたお花は、その場に自然になじみます。神式のお供えでとくにお選びいただくのは、次の三色です。写真をタップしていただくと、その色でお作りしたお花の一覧をご覧いただけます。

神道のお供え花に使う白「ブラン」の配色

白「ブラン」
葬場祭から五十日祭まで。榊の緑と並んでも浮かない、まっすぐな白です。迷われたときはこの色を。

神道のお供え花に使うグリーン白「みどり」の配色

グリーン白「みどり」
白に緑を効かせた配色。榊のあるご神前といちばん揃いのよい組み合わせです。

神道のお供え花に使うクリーム「きなり」の配色

クリーム「きなり」
白よりわずかに温度のある色。一年祭を過ぎたころのお供えにお選びいただいています。

三色以外もお選びいただけます。17色の実物は色で選ぶのページでご覧ください。

仕立ては、会場・ご自宅のどちらへお届けする場合も器つきのアレンジメントが向いています。花瓶をご用意いただく手間がなく、届いたそのまま置いていただけるためです。棘のある花材や香りの強い花材を外してほしいというご希望は、通信欄かLINEでお申し付けいただければ組み替えます。

立札の表書きと、添える言葉

三つの違いのうち、いちばん気を遣われるのがここです。ただし、迷っていただく必要はありません。「御供」であれば、神式・仏式のどちらでも使えます。

場面使えるもの神式では用いないもの
お花の立札御供/御神前/奉献御仏前
カードの言葉御霊のご平安をお祈りいたします/安らかにお過ごしくださいますようご冥福/供養/成仏/往生/回向

「ご冥福をお祈りします」は日常でもよく耳にする言い方ですが、これらは仏教の言葉です。神式では「御霊(みたま)のご平安をお祈りいたします」のように言い換えます。もうひとつ、故人が亡くなることを神式では「帰幽(きゆう)」と申します。無理に使う必要はありませんが、ご遺族からのご案内状にこの言葉があっても戸惑わずに済みます。

なお「御玉串料」は金封に用いる言葉ですので、お花の立札には使いません。ここは間違えやすいところです。

贈り主のお名前とご関係、それに「神式です」とだけお知らせいただければ、立札の文言はこちらで整えてご確認いただきます。立札とメッセージカードは無料でお付けします(スタッフが手書きで代筆するお手紙は有料でお受けしています)。文面をご自身で書かれる場合は、法要のお供え花に添えるメッセージ例文から、仏教の言葉を含まないものを選んでお使いいただけます。お手紙やお菓子を一緒にお送りすることもできます(お手紙・お菓子の同梱)。

神道のお供えにお選びいただいているお花

神式のご用途で多いのは、白から淡い色を選べる器つきのアレンジメントです。会場にもご自宅の祖霊舎まわりにも置きやすく、いちばんご注文をいただいている形です。

神道のお供え花にも使える白基調のアレンジメント 8,800円

送料込みで10,000円以内 お供え用アレンジメント
30cm×30cm。白「ブラン」やグリーン白「みどり」など、色を選んでご注文いただけます。五十日祭・一年祭のお供えにいちばん多くお選びいただいている一点です。
8,800円(税込)

ほかのサイズや価格帯は、一般的なお供え花のページにまとめています。ご予算から見比べたい場合は予算で選ぶもご利用いただけます。ご親族として、あるいはご法人としてお贈りになる場合は、もう一回り大きなサイズをお選びになる方が多いです。迷われたときは、お相手との間柄と会場の広さをお知らせいただければ、こちらでご提案します。

実際に受け取られた方の様子はお客様の声に掲載しています。キリスト教式のお供えについては、キリスト教のお供え花のページをご覧ください。

よくあるご質問

専用の商品はご用意していません。神式のお供えに、仏式と分けるほどの違いがないためです。白を基調とした落ち着いた色合いのアレンジメントであれば、そのままお供えいただけます。ご注文のときに「神式です」とお知らせいただければ、立札の表書きだけこちらで合わせます。

差し支えありません。神式で用いない花材というものは、特にありません。榊はご神前にお祀りするもので、参列する側からお供えするお花とは役割が別ですので、こちらで添える必要もありません。故人がお好きだった花材のご希望があれば、遠慮なくお知らせください。

「御供」が最も広く使え、神式・仏式のどちらでも通ります。神式であることがはっきりしている場合は「御神前」も使えます。「御仏前」は用いません。贈り主のお名前とご関係、それに神式である旨をお知らせいただければ、文言はこちらで整えてご確認いただきます。

神式のご葬儀や霊祭は神社では行いませんので、神社宛てのお届けにはなりません。斎場・会館・ご自宅のいずれかが会場になります。会場名と日程をお知らせいただければ、受け取りの時間帯はこちらで確認します。

お祭りの前日、または当日の午前中に届く日程が目安です。正午までのご注文で最短翌日にお届けしています(北海道・中国・四国・九州はご注文から3日後が最短)。日付が決まった時点でお声がけいただければ、こちらで押さえます。

神式ではお線香を用いませんので、お花と一緒にお送りするのは避けています。何か添えたい場合は焼菓子が向いています。同梱のご希望は、ご注文の通信欄かLINEでお申し付けください。

その場合は、白を基調としたアレンジメントに「御供」の立札でお届けします。この組み合わせであれば、神式でも仏式でもそのままお供えいただけます。お尋ねしづらいお相手のときは、この形をお選びいただくのが確実です。


神式だからと構えていただく必要はありません。お花は仏式と同じもので、変わるのは言葉のほうだけです。その言葉も、贈り主のお名前とご関係、それに「神式です」の一言さえいただければ、こちらで整えます。迷われたら、まずLINEでお声がけください。お花のご用意は一般的なお供え花のページからどうぞ。


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