お悔やみの花に添えるメッセージ|花屋が伝える書き方と注意点

Posted on 2024/12/14
お悔やみの花に添えるメッセージ|花屋が伝える書き方と注意点

お悔やみの花に添えるメッセージについて、花屋にいただくご相談の多くは、そもそも「何を書けばいいか」「誰に向けて書けばいいか」この二つです。

さらに迷いをひも解くと、「この時期に何を書いていいか」「誰にあてて書けばいいか」「どんな内容が相応しいか」「失礼にならないか」といった「お相手への配慮を欠きたくない」という思いが現れています。お花を贈りたい。出来ればそこに一言添えたい。そんな皆様のために、花屋が毎日お作りしている立場から、どこに何を書くかを順にご案内します。

お悔やみの花に添える文言は、書ける箇所が三つあります

お花に添える言葉(文言)には、書ける箇所が三つあります。贈り先や時期で、おおよそのパターンがあるので、以下をご参考ください。

目にする人内容場面
立札(名札)会場に来られた方「御供」+贈り主の名前斎場・寺院・法人からの供花
メッセージカードご遺族お悔やみと、ご遺族へのひとことご自宅へのお届け全般
同梱のお手紙ご遺族(後日)思い出、伺えなかった経緯参列できなかったとき

上記のように、斎場へお届けするなら立札、ご自宅へお届けするならメッセージカードが一般的です。斎場では、カードを付けても会場スタッフが立札だけを表に出し、カードは箱ごとご遺族へ渡されることがあります。そのため大切な想いをしたためたカードは、ご自宅にお届けするお花に付けることをおすすめしています。

花以想では、立札もメッセージカードも無料でお作りします。どちらを付けるか決めかねるときは、ご注文のときにお届け先をお知らせいただければ最適なご提案をいたします。名札の書き方そのものは、お供え花の名札マナー|御供・供の違いと表記の基本についてにまとめていますので、ご参考ください。

「この時期に、何を書いていいか」

亡くなられた直後なのか、四十九日を過ぎているのか。同じ言葉でも、届く時期によって、ご遺族の受け取り方は変わります。しかしここを気にされているということは、貴方がお相手のことを思いやり、きちんと考えていらっしゃるということです。

時期言葉長さ
通夜・葬儀・枕花お悔やみの言葉だけ。思い出はまだ書きません20〜40文字
四十九日までお悔やみ+ご遺族へのお気遣い50〜80文字
忌明け〜一周忌「その後いかがお過ごしでしょうか」を添えられます50〜100文字
三回忌以降故人との思い出を書いてよい時期に入ります100〜200文字
初盆・新盆「初めてのお盆」に触れます50〜100文字
月命日・命日短く。日付に触れると伝わります20〜50文字

言葉は、亡くなって間もない時期ほど少なめ、時間が経つほど多め、になります。通夜のころのご遺族は、まだ何も受け止めきれていません。そこへ「〇〇さんとの旅行が忘れられません」という一文が届くと、読むこと自体が重く負担になります。一方、一年~三年も経つと、故人の話をしてくださる方は少なくなりますから、ご命日や周忌法要に届くお手紙は、忘れずにいてくれた人がいた、と分かるだけで、ご家族にとっても嬉しい便りとなるでしょう。

お花の色は、四十九日前、一周忌、ご命日など、贈る時期をお知らせくだされば、適したお色をご案内します。お任せくださっても結構です。花以想では、時期別のお花はお供え・お悔やみの花一覧で、枕花・四十九日・一周忌・三回忌・初盆・命日に分けてご用意しています。

たびたび、遠方にお住まいのお客様から「葬儀に行けなかったことを、どう書けばいいか分からない」とLINEでご相談をいただきます。皆様思われているのは「せめてもの気持ちを贈りたい」というものです。

私たちがお伝えするは、「シンプルに一言添える」ということ。いけなかった理由や事情は省いて、「伺えず申し訳ございません」と一行だけ置き、残りをご遺族を気遣う言葉に使われるほうが、受け取る側の負担が軽くなります。

そして、「今さら送っても遅いのでは」というためらいも、よく伺いますが、心配は要りません。お花が集中するのは通夜と葬儀の当日。しばらくは祭壇の周りには多くの供花が飾られ、二週間もすると弔問はぱたりと途切れます。四十九日のころには、家に飾られている花はもう残っていません。そこへ届く一つの花は、ご家族にとっても有難いお花です。「今さら」と思う時期でも、遅れて手配されたお花のほうが、かえって行き渡ることがあるのです。

四十九日を過ぎている場合は急なご訃報・四十九日のお供え花、喪中はがきで訃報を知られた場合は喪中はがきが届いたときの花の贈りかたをご覧いただけます。

お悔やみの花に添えるメッセージ|花屋が伝える書き方と注意点

「誰にあてて書けばいいか」

お花は故人にお供えするもの。けれど、カードを読むのはご遺族です。この二つがずれているので、あて名で迷われるのだと思います。

あて名はご遺族に向けます。喪主のお名前が分かっていれば喪主宛に、分からなければ「ご遺族の皆様へ」または「〇〇家ご家族の皆様」でまとまります。お名前が分からないから贈るのをやめる、という必要はまったくありません。お名前が分からないままお届けするお花は、めずらしくありません。

文中で故人に触れるときの敬称は、あて先の方から見た続柄で選びます。

あて先の方から見て敬称
父・母ご尊父様・ご母堂様/お父様・お母様
夫・妻ご主人様・ご令室様/奥様
息子・娘ご子息様・ご息女様
祖父・祖母ご祖父様・ご祖母様

改まった相手には「ご尊父様」、親しい相手には「お父様」で構いません。どちらを使うか迷うくらいの関係なら、「お父様」のほうが読んだときの距離が近く、かえって伝わります。

贈り主の立場価格帯の目安差出人の書き方
実家(ご両親へ)10,000〜15,000円兄弟姉妹の連名か、単独か。日ごろ呼んでいる呼び方で
義実家8,000〜15,000円夫婦連名で、夫の名前を先に
友人・知人5,000〜10,000円ご自身のお名前。旧姓があれば併記します
職場・上司・同僚5,000〜10,000円部署一同か個人かを明確に
法人・取引先10,000〜20,000円正式社名。「株式会社」を(株)にしない

義実家宛でいちばん多いご相談が、この差出人です。「息子の嫁として、どう名乗れば失礼にならないか」というものです。夫婦連名にして夫の名前を先に置く形なら、どなたが見ても関係が分かります。

職場や親族で出し合って贈る場合、立札に全員のお名前は入りません。4名以上は「〇〇部一同」「有志一同」とまとめ、全員のお名前は別紙にして同梱するのが実用的です。全員ではないのに「一同」と書くと、出していない方の名前まで入ってしまいます。そこだけ確認していただければ、あとはこちらで整えます。別紙の同梱も、ご注文時にお申し付けいただければお受けします。

「どんな内容が相応しいか」

相応しい内容というのは、実は「多く書かないこと」です。たくさん書けば気持ちが伝わる気がしますが、弔事に限っては、そうでもありません。入れる要素は、多くても四つで足ります。

  • お悔やみの言葉(ここから始めます。頭語も時候の挨拶も入れません)
  • ご遺族へのお気遣い(「お力落としのことと存じます」など)
  • 伺えないことへの一行(該当する場合のみ。事情は書きません)
  • 結びと差出人(結びの言葉は一度だけ。二度置くと重くなります)

花以想では、カードの文字数に制限を設けていません。それでも150〜200文字くらいでとお願いしているのは、長くなるほど言い換えが重なって冗長になり、書き手の側の気持ちが中心になっていくからです。カードを読むのは、葬儀の対応で消耗しているご遺族です。読み終えるのに息が要らない長さ、と考えていただくのがちょうどよく収まります。

どうしても収まらないときは、無理に削られなくて大丈夫です。自筆のお手紙をお花と一緒にお届けすることもできます。ご自身の言葉が出てこない日もあります。そんなときは、お悔やみのメッセージ文例集から一文お選びいただければ、それで十分に届きます。時期別・相手別に分けてご用意しています。

「失礼にならないか」

失礼になっていないだろうか。皆様の手をいちばん止めているのは、おそらくこれでしょう。そしてこの心配こそが、お相手を思っている証拠でもありますから、お人柄の表れです。

先にお伝えしておきますと、これまでの経験上、文面のことでご遺族からご指摘をいただいたことはありません。「忌み言葉」と呼ばれる下の言葉にだけ注意し、あとはご自身の言葉で記します。ご注文いただいた文面は、印字の前に一度こちらで目を通しています。気になる言い回しがあれば、こちらからご連絡しますので、ご安心ください。

つい書いてしまう言葉言い換え理由
重ね重ね/たびたび/再び心より/深く不幸が重なることを連想させます
死亡/亡くなられてご逝去/お亡くなりになり事務的な響きが強く出ます
頑張ってください/早く元気にご無理をなさいませんように弔事では励ましが負担になります
追伸(書かない)一度で終わらせるのが弔事の形です

宗教によって使える言葉も変わります。お相手の宗教が分からない場合は「謹んで哀悼の意を表します」。この一文はどの宗教でも角が立ちません。

お相手の宗教使える言葉使わない言葉
仏教(一般)ご冥福をお祈りいたします
浄土真宗謹んで哀悼の意を表しますご冥福
神道御霊のご平安をお祈りいたします冥福/成仏/供養
キリスト教安らかなお眠りをお祈りいたします冥福/成仏/供養/お悔やみ

「ご冥福」の使い分けは「ご冥福をお祈りします」は宗派によってNG?で、キリスト教式のお花はキリスト教式のお供え花にまとめています。

お悔やみの花に添えるメッセージ|花屋が伝える書き方と注意点

お花で迷う「サイズ」「形状」「色」

言葉が決まっても、今度はお花のほうで迷いが出ます。ご相談の多いところだけ、先にお伝えしましょう。

弔事でいちばん多いご相談が、これです。ご自宅へお届けする場合は、仏壇の脇に置けるかどうかが目安になります。

大きさ置ける場所
30cm角前後(8,000円前後)仏壇の脇、玄関、リビングのサイドボード
高さ40cm前後(15,000円前後)仏壇の脇、床の間、法要の会場
高さ50cm超(20,000円以上)法要会場、法人の受付。一般のご自宅には大きめです

切り花を束ねた花束は花瓶が要ります。花瓶を出して水切りをする余裕はない弔事の場面では、アレンジメントが一般的です。アレンジメントには器がセットされているので、届いたその日にそのまま置いていただけます。お身内以外へのお届けの場合は、アレンジメントで間違いありません。仏壇やお墓へのお供えは一対、留守がちなお宅にはプリザーブドフラワーという選び方もあります。

花色は、届け先に誤解を与えるような色は使わないようにします。真紅・濃いオレンジ・原色・金銀のラメは避けるようにしましょう。基本は白を基調にして、淡い色を一色か二色足す。これがいちばん外れません。故人が好きだった色を入れたい場合も、その色を主役にせず、白の中に足す形にすると、場に収まったまま気持ちが伝わります。

香りの強い花材にも配慮します。仏間は締め切りがちで香りがこもりますので、ご高齢の方や小さなお子様、ペットのいらっしゃるお宅では、香りを抑えたお仕立てにもできます。お届け先のご事情をひとこと添えていただければ、それに合わせてお作りします。

お悔やみの花に添えるメッセージ|花屋が伝える書き方と注意点

花以想でお作りしているお花

お悔やみの花に添えるメッセージカードをお付けできるお供えアレンジメント

30cm×30cmのラウンド型。器付きですので、届いたその日にそのまま置いていただけます。色はソフトブルー・ホワイト・クリーム・ライトピンク・ライトパープル・藍の6色。お供えでもっともご注文の多いお仕立てです。メッセージカード、立札、お手入れガイド、仕上がり画像のメール報告まで込みです。

白いバスケット型アレンジメント。法要やご法人からのお供えに

幅25cm×奥行20cm×高さ27cm。かごに入っていますので、そのまま床の間や玄関に置けます。法人からのお供え、目上の方のご仏前、法要の会場へは、こちらの価格帯が場に対して収まりよく見えます。立札を正式名称でお入れします。

お届けについて

花以想の場合
最短のお届け午前中のご注文で翌日着
北海道・中国・九州・四国ご注文から3日後が最短
送料全国一律1,200円(税込・一部地域を除く)
立札・メッセージカード無料(文字数の制限はありません)
仕上がり画像ご出荷後にメールでご報告
ご相談LINE・お電話 10:00〜15:00(火曜定休)

着日で気をつけていただきたいのは、早く着きすぎても困るということです。斎場は通夜の前日にはまだ受け取れませんし、葬儀の当日、ご自宅にご遺族はいらっしゃいません。斎場宛なら通夜の3〜4時間前、ご自宅宛なら葬儀の翌日以降が安全です。葬儀の日時と、お届け先が斎場かご自宅か。この二つだけお知らせいただければ、こちらで着日をご提案します。

届いたあとのお手入れは、器のスポンジが湿っている状態を保つだけです。毎日ひとそそぎで持ちます。お手入れガイドを同梱していますので、ご遺族が迷われることはありません。

「届いたかどうか、連絡がないのですが」というお問い合わせもよくいただきます。弔事のさなかは、それが普通です。ご遺族は、お礼を返す順番を考える余裕がないほど動いていらっしゃいます。仕上がりのお写真はこちらからお送りしていますので、どんなお花が届いたかは、お手元でご確認いただけます。

場面別の文例集

実際の文面は、場面ごとにご用意しています。あてはまるものからお選びいただけます。

よくある質問

印字で問題ありません。読みやすい書体でお付けしています。どうしても自筆でというご希望があれば、お手紙をお書きいただいて、お花と一緒にお届けすることもできます。

両方に入れて構いません。斎場宛は立札に、ご自宅宛でカードのみの場合はカードの末尾にお名前を。名前のないカードは、ご遺族がどなたからのお花か分からず困られます。

問題ありません。ただし、現金をお花の箱に同梱することはできません。お香典は現金書留で別便になります。カードに「別便にてお香典をお送りしております」と一行あると、ご遺族が受け取りを確認できます。

なりません。招かれていない法要にお花だけを送るのは、よくあることです。カードには「ご法要にあたり、遠方より偲ばせていただきます」といった一文を置いて、参列の話には触れないでおくと、ご遺族が気を遣われずに済みます。

送れます。カードの言葉は、人に対するものよりやわらかくして構いません。「ご冥福」ではなく「〇〇ちゃんが安らかでありますように」といった書き方が自然です。お花も白一色にする必要はなく、その子が好きだった色を入れてかまいません。

店でお作りしていて思うのは、文面に長く悩まれた方のカードほど、短いということです。悩まれた時間そのものが、すでにお相手への配慮です。

想いはある。届け方が分からないだけ。その最後のひと押しをお手伝いするのが、花屋の仕事だと思っています。文面が決まっていなくても、まずお花を選んでいただければ、あとはご一緒に考えます。


フラワーギフト専門店 花以想

花を以って、想う。2002年フラワーギフト通販サイト 花以想を開業。以来24年、お祝いからお供えまで、「品質・安心・信頼」を柱に、想いの伝わるフラワーギフトを日本全国へお届けしています。花を選ぶ、色で伝える、言葉を添える。マナーに詳しいスタッフと熟練のフローリストが、あなたの贈る気持ちに、丁寧に寄り添います。
花以想について


心のこもったメッセージ、長文のお手紙のほか自筆の手紙やギフトの同梱が出来ます。

品質保証・取扱説明書付。高齢の方、遠方の方にも安心です。

お届けした花の画像をお送りしています。

お電話、LINEでの相談もできます。お気軽にお声がけください。

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