【月別まとめ】やさしい季節のごあいさつ|1月〜12月の時候の挨拶文例集【手紙・メールにも】

「季節の挨拶、どんな言葉が良いか迷う…」
そんなときに役立つのが、やさしく温もりのある「時候のあいさつ」です。
この記事では、1月から12月までの季節にあわせた月別のごあいさつ例を5文ずつ、計60の文例としてご紹介します。手紙・メール・SNS投稿など、フォーマルすぎず心の通う言葉をお探しの方にぴったりな文例です。
花で想いを伝える毎日を提案するHanaimoだからこそ伝えたい、気持ちの伝わる言葉選びのコツもあわせてお届けします。
この記事の執筆者 Hanaimo(花以想)店主
はじめに|なぜ「時候のあいさつ」が大切?
「こんにちは」「お元気ですか?」
そうした言葉に代わって、手紙やメールの冒頭に季節の移ろいを感じる言葉が添えられていたら、どう感じるでしょうか。
たとえば──
「春の足音が聞こえるような陽気ですね」
「梅雨の合間に見えた青空が、嬉しい一日でした」
そんな一文から始まる文章は、それだけで心の距離をぐっと近づけてくれます。
「時候のあいさつ」は、季節をまとった思いやり
日本には、四季折々の自然を感じ取り、ことばに託してきた文化があります。
その代表が「時候のあいさつ」。
季節に合わせた表現を選ぶことで、単なる挨拶ではなく、「あなたを気にかけています」という、やさしい気配りが伝わるのです。
手紙やメールでも印象が変わる
ビジネスのやりとりでも、プライベートな手紙でも、第一印象はとても大切。
かしこまりすぎない「やわらかな時候のことば」は、堅苦しさを和らげ、ていねいな印象と人柄の良さを自然と伝えてくれます。
また、季節の挨拶は、会話のきっかけにもなります。お互いの近況に思いを巡らせ、感情をつなぐきっかけになるのです。
言葉も、季節に咲く花のように
Hanaimoは、花を贈るように「ことば」も贈る文化を大切にしています。
季節のごあいさつは、まさに「気持ちをことばで贈る」たしなみです。
何気ない一文にも、やさしさと余白がある。相手はどんな気持ちで受け取ることでしょう。
あなたも、あなたらしい季節のことばを、さりげなく届けてみませんか。
今回は、「あたたかみ」「親しみ」「季節感」を大切にした月別のごあいさつ例をご紹介します。

月別の季節のあいさつ文例|1月〜12月まとめ
▶ 1月のあいさつ(新年・初春)
- 新しい年を迎え、皆さまにとって幸多き一年となりますようお祈り申し上げます。
- 寒さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。お身体には十分ご自愛ください。
- あけましておめでとうございます。穏やかな一年となりますよう願っております。
- 初春の候、今年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
- 新年の光を感じる今日この頃、皆さまにとって素晴らしい日々が訪れますように。
▶ 2月のあいさつ(立春・余寒)
- 冷たい風が吹く季節ですが、心温まるひとときが続きますように。
- 寒さの中にも春の気配を感じる今日この頃、いかがお過ごしですか?
- 立春を迎え、少しずつ暖かくなりつつありますが、お変わりありませんか?
- まだまだ寒さが厳しいですが、お元気でお過ごしでしょうか?
- 寒さが続く折、風邪などひかぬようご自愛ください。
▶ 3月のあいさつ(春の兆し)
- 春の足音が近づいてきましたね。いかがお過ごしでしょうか。
- 暖かな陽ざしが嬉しい季節となりました。皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。
- ひと雨ごとに春が近づいていますが、いかがお過ごしでしょうか。
- 桜の花が待ち遠しいこの季節、皆さまにとって素敵な日々が訪れますように。
- 春の兆しが見え始め、少しずつ暖かくなってまいりました。

▶ 4月のあいさつ(新生活・桜)
- 新しい生活が始まる季節、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
- 桜も散り、初夏の風が感じられるようになりましたね。ご健康にはご留意ください。
- 春の陽気が心地よいこの頃、いかがお過ごしですか?
- 桜の花が舞い散る季節となりました。お変わりありませんか?
- 新たなスタートを切った方々も多いこの時期、皆さまのご活躍をお祈り申し上げます。

▶ 5月のあいさつ(新緑・風薫る)
- 風薫る季節となり、心も軽やかに感じますね。お元気でお過ごしでしょうか。
- 若葉の緑が美しい季節となりました。皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。
- 新緑がまぶしいこの季節、いかがお過ごしですか?
- さわやかな風が心地よい今日この頃、皆さまのご多幸をお祈りいたします。
- 初夏の訪れを感じる季節となりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
▶ 6月のあいさつ(梅雨・紫陽花)
- 梅雨の季節となり、湿気が気になる頃ですが、お変わりありませんか?
- 雨音に癒される季節、皆さまにとって穏やかな日々でありますように。
- 雨の多い季節ですが、心は晴れやかに過ごしたいものですね。
- 梅雨の合間に晴れた日の心地よさが恋しい季節となりました。
- しとしと降る雨に包まれて、穏やかな時間をお過ごしください。

▶ 7月のあいさつ(盛夏・七夕)
- 夏の暑さが本格的になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
- 暑さ厳しき折、体調を崩されぬようご自愛ください。
- 夏の陽射しが強くなってきました。皆さまにとって素晴らしい日々でありますように。
- 暑い日が続きますが、元気にお過ごしですか?
- 梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、夏の到来を感じる日々ですね。
▶ 8月のあいさつ(残暑・お盆)
- 暑さが続いておりますが、どうぞお体には気を付けてお過ごしください。
- 夏真っ盛りの季節、皆さまのご健康をお祈り申し上げます。
- 今年の夏は例年以上に暑さが厳しいようです。無理なくお過ごしください。
- 夏の盛り、暑さが続きますが、穏やかな時間をお過ごしでしょうか。
- 暑い日が続きますが、どうぞご自愛くださいませ。
▶ 9月のあいさつ(初秋・敬老)
- 秋風が感じられるようになり、過ごしやすい季節が近づいてきましたね。
- 少しずつ涼しくなり、秋の気配が感じられます。お変わりありませんか?
- 夏の暑さが少しずつ和らぎ、心地よい季節が近づいてきました。
- 秋の気配を感じる今日この頃、皆さまはいかがお過ごしですか?
- ひんやりとした風が心地よい季節となり、過ごしやすくなりました。

▶ 10月のあいさつ(秋本番・紅葉)
- 秋深まる季節となり、紅葉が楽しみな時期となりましたね。
- 涼しい風が心地よい季節となり、過ごしやすくなってきました。
- 秋の気配が深まる中、皆さまのご健康をお祈り申し上げます。
- 風がひんやりと感じられる季節、いかがお過ごしでしょうか。
- 秋の訪れを感じ、心地よい日々が続いております。
▶ 11月のあいさつ(晩秋・初冬)
- 秋も深まり、朝晩は寒さが増してまいりましたが、お元気でお過ごしですか?
- 晴れた日の暖かさと、冷え込む夜とのギャップが心地よい季節となりました。
- 紅葉が美しい季節となり、皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。
- 朝晩の冷え込みが厳しくなり、冬の訪れを感じる今日この頃です。
- ひんやりとした空気が心地よいこの季節、温かいひとときをお過ごしください。

▶ 12月のあいさつ(師走・年末)
- 今年も残すところわずかとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
- 寒さが一段と厳しくなり、年末の忙しさも増してきましたね。
- 年末の慌ただしさの中、穏やかなひとときをお過ごしください。
- 冬の寒さが身にしみる季節となりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
- 今年も大変お世話になりました。寒さ厳しき折、どうぞご自愛くださいませ。

■ もっと気持ちが伝わる、一言添えるフレーズ例
時候のあいさつだけで終わらず、さらに「ひとこと」添えることでぐっと心が近づきます。
以下のようなフレーズと組み合わせるのもおすすめです。
- こちらでは梅のつぼみが膨らみはじめました。春はもうすぐですね。
- お忙しい時期かと存じますが、どうかご自愛くださいませ。
- 花の香りに包まれる日々が、皆さまにも訪れますように。
また、**季節の花にまつわる話題(例:スズランの花言葉)**を添えると、より印象に残るご挨拶になります。
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まとめ|言葉にも「花」を咲かせて
贈る花に添えるメッセージにも、季節の言葉を。移ろいゆく季節のなかで、言葉もまた、私たちの心をそっと彩る花のような存在です。Hanaimoでは、季節の花とともに贈ることばも大切にしています。
今回ご紹介した月ごとのごあいさつが、皆さまの大切なコミュニケーションの一助となれば幸いです。
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この記事の監修者
フラワーギフト専門店 Hanaimo(花以想)店主 鈴木咲子
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ式フラワーデザインに出会い、ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店でドイツ式フラワーデザインを習得。2002年 通販サイトHanaimo開業。
趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。
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