感謝の気持ちを花で伝える方法|おすすめの花5選と添える言葉の例文つき

皆さんは「ありがとう」の気持ち、普段から伝えていますか?
私たちの日常の中には母の日や退職祝い、お世話になった方への贈り物など、感謝の気持ちを伝える機会は意外と多いものです。
でも、面と向かって言葉にするのが照れくさい。そんなときこそ、花の出番です。
本記事では、感謝を伝えるときにぴったりの花の選び方から、すぐに使える「ありがとう」のメッセージ例文までを、花贈りのプロHanaimoがご紹介します。
この記事の執筆者 Hanaimo(花以想)店主
目次
- 感謝を伝えるときに選びたいおすすめの花5選
- 花と一緒に贈る「ありがとう」のメッセージ例文集
- 花贈りのシーン別アレンジアイデア
- 手紙やメッセージを書くときのポイント
- 花と手紙を贈る際のマナーと注意点
1. 感謝を伝えるときに選びたいおすすめの花5選
感謝の気持ちを花で伝えたいとき、どんな花を選べばよいのでしょうか?
花にはそれぞれ意味や花言葉があり、あなたの気持ちをそっと代弁してくれる存在です。
贈る相手やシーンにふさわしい花を選ぶことで、想いはより深く伝わります。
ここでは、感謝を届けるのにぴったりな花を5つ、花言葉とあわせてご紹介します。
花の名前 | 花言葉 | 贈る相手・シーン |
カーネーション(ピンク) | 感謝・温かい心 | 母の日、女性への贈り物 |
ガーベラ(オレンジ) | 前向き・元気 | 友人、同僚へのお礼 |
スイートピー | 優しい思い出 | 送別会や卒業祝い |
ユリ(白) | 純粋・威厳 | 目上の方や恩師へ |
トルコキキョウ | 思いやり・感謝 | お客様・法人ギフトに最適 |





2. 花と一緒に贈る「ありがとう」のメッセージ例文集
- 【母の日】
「お母さん、いつもありがとう。遠くにいても変わらない優しさに、心から感謝しています。」 - 【職場の送別に】
「これまで本当にありがとうございました。変わらぬご活躍を心よりお祈りしています。」 - 【友人へ】
「いつもそばにいてくれてありがとう。出会えたことに感謝しています。」 - 【お取引先様へ】
「日頃のご厚意に感謝を込めて、季節の花をお贈りします。」
3. 花贈りのシーン別アレンジメント
- 母の日・父の日
定番のカーネーションやバラを使った、メッセージタグのギフトボックスがおすすめ。
- 退職・送別会
スイートピーやヒマワリなど季節の花を使ったブーケに「ありがとう」カードを添えて、記憶に残る贈り物に。
- 法人向けギフト
ユリやグリーンで落ち着いた印象に仕上げたアレンジメントを。
- 友人へのお礼
気取らないミニブーケで、気軽な感謝を。
4. 手紙やメッセージを書くときのポイント
花に添える手紙やカードは、長文でなくても大丈夫。
大切なのは、相手を思う気持ちを素直に言葉にすることです。
以下の「3ステップ」で構成すれば、伝わりやすく、読みやすいメッセージになります。
ステップ1:書き出しは、ねぎらいや季節の一言から
手紙はやさしく始めるのがポイントです。
相手の体調や最近の出来事に触れると、ぐっと親しみが増します。
例文:
- 「お元気でいらっしゃいますか?」
- 「春の陽気が心地よいこの頃、いかがお過ごしですか?」
ステップ2:「ありがとう」の理由を具体的に
単に「ありがとう」だけでなく、どんなことに感謝しているのかを一言添えると、より心が伝わります。
例文:
- 「いつもさりげない気遣いをありがとうございます。」
- 「困っていたときに声をかけてくださったこと、今でも忘れません。」
ステップ3:やさしく締めくくる
最後は未来につながる言葉や、再会の約束など、温かい余韻を残しましょう。
例文:
- 「これからもどうぞよろしくお願いいたします。」
- 「またお会いできる日を楽しみにしています。」
書き方のコツまとめ
3〜5行でも気持ちは十分伝わります
難しい言葉は不要。あなたの言葉でOK
ペン書き+一言の手紙がいちばん温かい
手紙は白封筒に入れると上品な印象に
このように、花に添えるメッセージは短くても、丁寧に綴ることで相手の心に残る贈り物になります。
5. 花と手紙を贈る際のマナーと注意点
贈りものとして花と手紙を届けるとき、相手にとって心地よい印象となるよう、以下の点に注意しましょう。
花に関するマナー
香りが強すぎる花は避ける
病院やオフィスなどでは、香りが控えめな花を選ぶと安心です。
相手の好みやアレルギーを考慮する
花粉が多い花や香りの強いユリなどは、相手を選びます。
贈るタイミングに注意する
生花は鮮度が命。手渡しなら前日〜当日、配送なら確実に受け取れる日時に。
花瓶が不要なスタイルもおすすめ
贈る相手の手間を考え、ボックスフラワーやアレンジメントも人気です。
手紙・メッセージに関するマナー
名前は必ず明記する
特に法人や間接的な贈り先の場合は「誰からの贈り物か」がわかるようにしましょう。
手紙やカードは封筒に入れて添えると丁寧
贈りものとしての格が上がり、開ける楽しみも演出できます。
便せんやカードは無地・上品なデザインを選ぶ
派手すぎるものより、白や生成りなどの落ち着いた紙が好印象です。
万年筆やボールペンなど、にじまない筆記具で書く
手書きの温もりが伝わりますが、読みやすさも大切に。
まとめ 小さな「ありがとう」が、大きな想いになる
感謝の気持ちは、形にして初めて相手に届きます。
美しい花と、あなたの言葉が合わさることで、心の奥まで届く贈り物になります。
「ありがとう」の一言を、今日、誰かに届けてみませんか?
関連リンク
▶︎ 母の日フラワーギフト特集
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この記事の監修者
フラワーギフト専門店 Hanaimo(花以想)店主 鈴木咲子
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ式フラワーデザインに出会い、ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店でドイツ式フラワーデザインを習得。2002年 通販サイトHanaimo開業。
趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。