お供えのお返し不要の文例。書く場所を花屋がご案内します

Posted on 2024/11/12
香典のお返し不要の文例を書き添えたお手紙を添えられる、お供え用アレンジメントSサイズ(花以想)

香典のお返し不要の文例は、短い一文で構いません。書いたほうがいいか迷われる方が多いのですが、花屋としてお答えすると「書いてお渡しになるほうが、ご遺族は楽になります」。お花にお手紙を添えるご注文を毎日お受けしていますが、辞退の一言があるものは、ご遺族が「どこまでお返しすればいいのか」で悩まずに済みます。書く場所、花に添えるときの一文、そしてお花そのものの選び方まで、店頭でお答えしている内容をそのままご案内します。

「お返しは不要です」は手紙に明記したほうがいい?

明記されることをおすすめします。理由は三つあります。

一つめは、ご遺族が数える手間がなくなること。有志一同や連名でお贈りになると、ご遺族は立札やお手紙のお名前を見ながら「何人にお返しするのか」「代表の方だけでよいのか」を考えることになります。辞退の一文があれば、その作業自体がなくなります。

二つめは、お返しの品が無駄にならないこと。お返しは四十九日を過ぎてからまとめて手配されることが多く、辞退のお気持ちが後から口頭で伝わっても、すでに品物が用意されていることがあります。お花と一緒に文字で残しておくと、そこに間に合います。

三つめは、お花は形が残らないぶん、意図が伝わりにくいこと。お供えのお花は飾って終わりますので、贈り主のお気持ちを言葉にしておかないと、ご遺族には「立派なお花をいただいてしまった」という負担だけが残ります。一文添えるだけで、その受け取り方が変わります。

ためらわれるのは「かえって水くさいのでは」というお気持ちからだと思います。ですが、辞退の一文は突き放す言葉ではありません。「気を遣わないでください」と先にお伝えするための一文です。書き方さえ整っていれば、失礼にはなりません。

香典・お供えの「お返し不要」を伝える文例と、書く場所

「お返し不要」「辞退」の旨を伝える時の文例には以下のようなものがあります。

「誠に勝手ながら香典返しは遠慮させていただきます」
「お返しのご配慮は遠慮させていただきますようお願い申し上げます」
「お返しのお心遣いは遠慮させていただきます」
「なお、勝手ながらお返し等のお心遣いは辞退させて頂きます」
「勝手ながらお返しのご配慮は不要に願います」
「なお、お返しのお心遣いは不要でございます」
「勝手ながらお返しのご配慮は不要でございます」

時期や間柄に応じた文例は、お悔やみの文例集にもまとめています。

お花には、立札・メッセージカード・封書のお手紙という三つの添え方があります。辞退の一文を入れる場所は決まっていますので、表にしました。

添え方入る文字数の目安辞退の一文向いている場面
立札(木札・紙札)お名前と表書きのみ入れません法要会場・葬儀場へ届ける
メッセージカード2〜4行最後の一行に入れるご自宅へ届ける/短く伝えたい
封書のお手紙便箋1枚結びの前に入れる訃報を遅れて知った/間柄が深い
自筆のお手紙便箋1〜2枚結びの前に入れるご無沙汰していた/お詫びを添える

立札は「誰から届いたお花か」を会場でひと目で分かるようにするためのものです。ここに辞退の一文を入れると、参列された方の目にも触れますので、入れません。辞退の一文は、ご遺族だけが読むメッセージカードかお手紙に入れます。

花以想のお供えのお花は、立札とメッセージカードを無料でお付けしています。封書のお手紙、自筆のお手紙の同梱も承っていますので、ご注文時の通信欄にお書きください。お線香やお菓子とご一緒にお届けすることもできます。

手紙全体の組み立て方はお悔やみの手紙。書き方のコツは5つだけ(文例あり)でご紹介しています。

お供えの花材、日持ちと香りの一覧

お返しを辞退されるということは、ご遺族に手間をかけたくないというお気持ちだと思います。そうであれば、お花そのものも「手のかからない花材」で組んでおくと、お気持ちが最後まで通ります。お供えでよく使う花材を、日持ちと香りでまとめました。

花材日持ちの目安香り水の上がりやすさ花屋からひとこと
輪菊・小菊(白)10〜14日ほぼ無しとても良いお供えの土台。いちばん長くもちます
スプレーマム10〜14日ほぼ無しとても良い菊より軽い印象。洋風のお仏壇にも
デンファレ(蘭)10〜14日無し良い暑い時期でも形が崩れにくい
スターチス14日以上弱い良いそのまま乾いていくので最後まで見られます
カーネーション7〜10日弱い良い白・淡い色ともにお供えで使いやすい
リンドウ7〜10日無し良い夏から秋のお供えに。淡い紫が入ります
トルコキキョウ7〜10日ほぼ無しやや繊細茎が折れやすいので、動かす回数は少なめに
ユリ(オリエンタル)7〜10日強い良い香りが強いので、お仏壇まわりでは本数を控えます
ドラセナ・レザーファンなど葉物14日以上無しとても良い花が終わっても、葉だけで見られます

夏場(七月〜九月)は、上の日持ちより二割から三割ほど短くなるとお考えください。花以想では、この時期のお供えは菊・スプレーマム・デンファレを軸にお仕立てしています。冷房の効いていないお部屋やお仏壇まわりに置かれることが多いためです。

お供えで避けたほうがよい花

お供えで避けている花には、それぞれ理由があります。

避けるもの代表的な花理由
棘のある花バラ、アザミお世話をされる方が手を傷めます
つるを絡ませる仕立てアイビー、クレマチス片付けのときにほどく手間がかかります
香りの強い花フリージア、ヒヤシンス、一部のユリお仏壇まわりは香りがこもります。お線香の香りとも重なります
花粉が落ちる花ユリお仏壇や敷物に色が残ります。お使いになる場合は花粉を取ってからお届けします
毒性のある花スズラン、キョウチクトウ、彼岸花小さなお子様やペットが触れる場所には置けません
散りやすい花チューリップ、ポピー花びらが落ちると、掃除の手間が増えます

お返しを辞退されるお気持ちと、片付けに手のかかるお花は、ちぐはぐになります。花材でも「手間をかけさせない」を通されると、伝わり方が揃います。

色の選び方(時期別・お相手別)

時期・お相手色の組み立て入れる花材の例
ご訃報の直後〜四十九日まで白のみ白菊、白のスプレーマム、白のトルコキキョウ
四十九日の法要白を主に、淡い紫を少し白菊+リンドウ、淡い紫のトルコキキョウ
一周忌白+淡い紫・淡い水色スプレーマム、リンドウ、デルフィニウム
三回忌以降・命日白+淡いピンク・淡い黄色カーネーション、スプレーマム
お子様へ色を入れて明るくピンク、水色、淡い黄色
ペットへ色は自由お好きだった色で構いません
ご友人・親しい方へ白を主に、故人のお好きだった色を一色一色だけ入れると、お顔が浮かびます

迷われたら白でまとめてください。白は、どの時期にお届けしても場に合います。四十九日・急なご訃報のお供え花は、白を軸にお仕立てしたものをそろえています。

お仕立てとサイズ。受け取る側の手間がいちばん変わります

お花のかたち(お仕立て)で、受け取ったご遺族の手間が大きく変わります。お返しを辞退されるほどのお気遣いであれば、ここも合わせておかれると良いと思います。

お仕立て受け取る側の手間向いている場面
アレンジメント(器付き)花瓶が要りません。そのまま置けますご自宅へ。いちばん選ばれています
スタンドブーケ自立します。花瓶が要りませんご自宅へ。束のかたちで贈りたいとき
花束花瓶の用意と水替えが必要ですお花に慣れた方、ご在宅が確かなとき
プリザーブドフラワー水やりが要りません遠方、留守がち、長く置きたいとき
一対(二基)供えるだけですお仏壇・お墓

サイズは、置き場所から逆算されると失敗しません。

サイズ大きさの目安置ける場所
Sサイズ高さ25cm×幅25cmお仏壇、サイドテーブル、玄関
MSサイズ30cm×30cm床置き、玄関脇、リビング
Mサイズ以上それ以上法要会場、祭壇まわり

店頭とお電話でいちばん多いのが「思ったより大きくて置き場所に困った」というご相談です。ご自宅のお仏壇にお供えいただくのであれば、Sサイズで十分に見栄えがします。大きさで気持ちが伝わるわけではありません。置いていただける大きさのほうが、長く飾っていただけます。

金額の目安と、お届けの段取り

贈るお相手金額の目安立札・カードの書き方
ご実家・ご義実家8,000〜15,000円「御供」+ご自身のお名前
ご友人・知人5,000〜8,000円「御供」+フルネーム
職場の有志・連名5,000〜10,000円「◯◯部一同」。個人名はカードに列記します
法人から10,000〜20,000円会社名+代表者名
ご自宅の仏壇用5,000円前後立札は不要です

連名でお贈りになるときは、立札は「一同」でまとめ、お名前の一覧と辞退の一文はメッセージカードに入れます。ご遺族が名簿を作らずに済みますので、辞退のお気持ちがそのまま届きます。

  • 最短のお届け/午前中のご注文で、最短翌日にお届けします。北海道・中国・九州・四国はご注文から3日後が最短です。
  • 送料/全国一律1,200円(税込・一部地域を除く)。夏季と寒冷地はクール便料金400円が加わる場合があります。
  • ご不在のとき/生花は再配達が重なるほど傷みます。ご在宅が分かっている日をお選びください。分からないときは、日持ちのするプリザーブドフラワーに替えるという手もあります。
  • 早すぎる到着/通夜・葬儀の前日より早く着くと、受け取れないことがあります。四十九日の法要にお供えいただく場合は、前日か当日の午前着が安心です。
  • お花の写真/発送後に、仕上がったお花の画像をメールでお送りします。どんなお花が届いたのかを、贈った側でも確認いただけます。
  • ご相談/文面や大きさに迷われたら、LINEでもご相談いただけます。ご注文後の文面の追加・修正も承ります。

くわしくはお届けについてをご覧ください。

お手紙を添えられる、花以想のお供えのお花

四十九日・お悔やみ用アレンジメント Sサイズ 白(花以想)

四十九日・お悔やみ用 アレンジメント Sサイズ
6,600円(税込)/高さ25cm×幅25cm
お仏壇やサイドテーブルに置けるサイズ。白でまとめていますので、四十九日前でもお使いいただけます。

送料込みで10,000円以内 お供え用アレンジメント(花以想)

送料込みで10,000円以内 お供え用アレンジメント
8,800円(税込)/30cm×30cm
送料を入れて10,000円におさまります。お供えでいちばん多くお選びいただいている大きさです。

お供えプリザーブドフラワー「月明かり」ホワイト(花以想)

お供えプリザーブドフラワー「月明かり」ホワイト
7,700円(税込)/W15.5×D11.0×H12.0cm
水やりが要りません。ご遠方や、お留守がちなお宅へお届けするときに。

いずれも立札・メッセージカードは無料でお付けします。封書のお手紙、自筆のお手紙の同梱も承ります。

届いたあとのこと。お手入れと、飾り終えたあとの扱い

贈った側からは見えない部分ですが、ここを知っておかれると、お花選びの精度が上がります。ご遺族にお伝えになるときにも使えます。

  • 置き場所/直射日光とエアコンの風が当たらない場所へ。この二つを外すだけで、日持ちが数日変わります。
  • アレンジメントの水やり/器の中の吸水スポンジが乾かないよう、二日に一度ほど、スポンジの上から静かに水を注ぎます。
  • 傷んだ花は抜く/傷んだ花を一輪抜くだけで、まわりの花のもちが変わります。抜いた跡は葉物で隠せます。
  • 飾り終えたあと/花と葉を器から抜き、燃やせるごみに。吸水スポンジは燃やせないごみに分ける自治体が多いため、お住まいの分別に従ってください。器はそのまま使えます。
  • プリザーブドフラワー/水やりは不要です。湿気の多い場所を避け、ケースに入れたままお飾りください。

「お返しは不要です」と言われたら、どうすればいい?

ここまでは、お供えやお香典をお贈りになる側のお話でした。反対に、ご遺族としてそう言われた場合です。

「お返しは不要です」と明記されている場合、そのご意向をそのまま受け取って差し支えありません。辞退される方の多くは、ご遺族に手間やご負担をかけたくないというお気持ちからそうされています。無理にお返しをお送りすると、かえってお気持ちに反します。

お返しの品は不要でも、受け取ったことへのお礼は別です。お電話、またはお礼状で「ご丁寧なお心遣いをいただき、ありがとうございました」とお伝えください。品物を辞退されているぶん、言葉でのお礼は丁寧にされるとよいでしょう。四十九日を過ぎてから挨拶状をお送りする場合は、その際にあらためて感謝を記す方法もあります。

お花をいただいた場合は、届いたお花を飾っている様子を一言添えると、贈った側はとても安心されます。「玄関に飾らせていただいております」「仏壇の横で見ております」。それだけで十分です。

複数名の連名や有志一同でいただいた場合、お一人ずつへのお返しは一般的に不要とされています。職場であれば、後日小分けにできるお菓子などをお持ちして、皆様にお礼をお伝えする形がとられることもあります。

お気持ちが収まらない場合は、四十九日を過ぎたころに、負担にならない程度のお品やお礼状をお送りする方法もあります。高価なものはかえって気を遣わせますので、控えめなもので十分です。

ご葬儀の際に香典を辞退されていても、後日お供えやお花が届くことがあります。この場合も考え方は同じで、お返しの品よりも、まずお礼をお伝えすることを優先されるとよいでしょう。

よくあるご質問

入れません。立札は、会場で「どなたから届いたお花か」を示すためのものです。参列された方の目にも触れますので、辞退の一文はメッセージカードかお手紙に入れます。

書いて差し支えありません。お花だけをお贈りになった場合でも、ご遺族はお返しを考えられます。むしろお花は金額が分かりにくいぶん、ご遺族が迷われます。一文添えておかれると親切です。

どちらか一方で足ります。同時にお届けになるのであれば、お花に添えるメッセージカードにまとめて書かれるほうが読まれやすいです。日をずらしてお贈りになる場合は、後から届くほうに入れてください。

立札は「◯◯株式会社 営業部一同」のようにまとめ、メッセージカードにお一人ずつのお名前を列記します。人数が多い場合は、代表の方のお名前と「他◯名」でも構いません。辞退の一文は、その最後に添えます。

そのままお贈りいただいて差し支えありません。四十九日を過ぎている場合は、白に淡い色を少し入れたお花にされると、ご仏壇に馴染みます。お手紙には、遅れて知ったことへの一言を添えてください。

ありがたく受け取ってください。四十九日前後は、ご遺族が早めに手配されていることがあります。受け取ったうえで、お電話やお手紙で一言お礼をお伝えになれば十分です。

LINEでご相談ください。お相手との間柄と、お届け先だけ教えていただければ、こちらで文面をご用意します。ご注文後の追加・修正も承ります。

まとめ

香典のお返し不要の文例は、長く書く必要はありません。「勝手ながらお返しのご配慮は不要でございます」の一行で、ご遺族の負担はきちんと軽くなります。書く場所は、立札ではなくメッセージカードかお手紙です。

そして、お返しを辞退されるお気持ちは、お花そのものにも表せます。日持ちのする花材で、置き場所に困らない大きさで、片付けに手のかからないお仕立てで。そこまで揃うと、ご遺族に残るのは負担ではなく、お気持ちだけになります。

お返しを辞退された側になったときも、同じです。品物ではなく、言葉でお礼をお伝えください。そのひと言のほうが、長く残ります。


フラワーギフト専門店 花以想

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花以想について


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