施設で暮らす方へ贈る敬老の日の花

施設で暮らすおじいさま、おばあさまへ、敬老の日にお花を。そう考えたとき、まず思い浮かぶのはお相手のお顔だと思います。そのつぎに浮かぶのは、たぶん、お部屋のことではないでしょうか。どのくらいの広さだったか。何が置いてあったか。そこにお花が届いたら、喜んでいただけるだろうか。それとも、置き場所に困らせてしまうだろうか。この記事では、お相手の暮らしを思い浮かべるところから、お花の大きさや色を決めるところまでを、順にご案内しましょう。
このページの内容
- お相手の一日を、思い浮かべてみる
- お花が負担になるとしたら、どんなときでしょう
- 負担にならないお花の、お仕立て
- 置かれる場所から選ぶ、大きさとご予算
- お部屋の明るさから選ぶ、色
- 施設へお届けしているお花
- 宛名とカードのこと
- 分からないことは、ご一緒に(施設へ伺っておきたいこと)
- よくあるご質問
お相手の一日を、思い浮かべてみる
お花を選ぶ前に、少しだけお相手の一日を思い浮かべてみていただけますか。ご自宅で暮らしていらした頃と、いくつか変わっていることがあるはずです。
お部屋の広さは、たぶんずいぶん小さくなっています。置ける場所は、備えつけの棚か、ベッドのそばの台か。そのどちらかではないでしょうか。持ってこられた私物も、ご自宅にあった頃のすべてではないと思います。
お一人で過ごされる時間は、以前より長いかもしれません。その時間、目に入るものは限られています。テレビと、窓の外と、壁と、棚の上のいくつか。そこにお花が加わるということが、どういうことなのか。想像してみると、お花の大きさより先に、どこに置かれるかのほうが大事に思えてまいります。
それから、もうお一方。お花を受け取って、お部屋まで運んでくださる職員の方がいらっしゃいます。この方の手も、お花を選ぶときには一緒に思い浮かべたいところです。
お花が負担になるとしたら、どんなときでしょう
お花を贈って、負担になってしまう。そんなことがあるだろうかと思われるかもしれません。ただ、施設という場所で考えますと、いくつか思い当たることが出てまいります。
置き場所を占めてしまう。棚の上には、お写真立てや、リモコンや、日々使うものが並んでいます。そこへ大きなお花が来ると、何かをどけていただくことになります。どけたものの行き先を考えるのは、ご本人か職員の方です。
水を替える手が要る。花瓶に生けたお花は、水替えが要ります。ご本人の手が不自由でしたら、その仕事は職員の方に移ります。一日に何人ものお世話をされている方に、もうひとつ増えることになります。
香りが強い。広いお宅なら心地よく感じる香りも、閉じたお部屋では強く残ります。相部屋でしたら、隣の方にも届きます。
花粉がつく。寝具やお衣類に色が移ると、洗いものが増えます。これも職員の方のお仕事です。
安定しにくい。歩行器や車椅子でお通りになるとき、背の高いお花は、ぶつかりやすい場所に立っていることになります。
こう並べますと、施設へお花を贈るのが難しいことのように思えてくるかもしれません。けれど、どれもお仕立ての段階で先に手を打てることばかりです。

負担にならないお花の、お仕立て
いま挙げた5つに、花屋としてどう応えるか。お作りするときにしていることを、順にご覧いただきましょう。
| 気がかりなこと | 花以想のお仕立て |
|---|---|
| 置き場所を占めてしまう | 高さを出さず、横に広がるかたちでお作りします。棚の上のものをどけていただかずにすむ奥行きにおさめます |
| 水を替える手が要る | 器に給水材を組んだアレンジメントでしたら、水替えが要りません。器の底に水を足していただく程度です |
| 香りが強い | 香りの立つ花材は使わずにお作りします。「香りは控えめに」とひとことで通じます |
| 花粉がつく | 花粉の出やすい花材は、下ごしらえをしてから使っております |
| ぶつかる心配がある | 底を広く、重心を低くお作りします。万が一ぶつかっても、水がこぼれにくいかたちです |
花瓶をご用意いただく花束は、施設へのお届けでは避けたほうが無難かと思います。お手元に花瓶がないことが多いうえ、水替えという仕事がひとつ増えてしまいますから。器に生けたアレンジメントでしたら、届いた箱から出して置いていただくだけで飾りが決まります。
生花のギフトには、お手入れの説明書を同梱しております。連絡先も書いてありますので、ご本人からでも職員の方からでも、直接お問い合わせいただけます。お相手のお手をわずらわせないところまでが、お届けだと考えております。
置かれる場所から選ぶ、大きさとご予算
ここまでで、お花のかたちはおおよそ決まってまいりました。あとは大きさです。そしてこれは、置かれる場所が分かれば、そう迷うところではありません。
| 置かれる場所 | 大きさ | ご予算 |
|---|---|---|
| お部屋の棚・チェストの上 | MSサイズ(高さ30cm×幅30cm) | 9,800〜11,000円 |
| ベッドのそばの台 | Sサイズ(高さ25cm×幅25cm) | 6,600〜7,700円 |
| 共用の食堂・ホール | M〜Lサイズ | 14,800〜19,800円 |
お部屋の棚・チェストの上
施設に備えつけられている棚やチェストは、奥行き30cmほどのものが多いようです。MSサイズでしたら、お写真立てや日用品と並べても、何かをどけていただかずにおさまります。
これよりもう少し大きくとお考えでしたら、置き場所のお写真を一枚お送りいただけますか。実物を見せていただければ、入るかどうかはこちらで判断できます。
ベッドのそば
ベッドのそばの台には、コップやティッシュ、眼鏡が置かれているものです。ここに飾っていただくならSサイズ。手を伸ばした先にお花があると、目にしていただける時間がいちばん長くなります。横になったままの目線でも見えるという意味では、棚の上より近いかもしれません。
ご予算は6,600円から7,700円ほどになってまいります。小さいぶん気持ちが伝わらないのではと気になるようでしたら、同じご予算のまま花材のほうで見ごたえを出すこともできます。遠慮なくおっしゃってください。
共用の食堂・ホール
お部屋に置けない施設でしたら、共用のスペースに飾らせていただく形になります。入居されている皆さまの目に入りますので、M〜Lサイズで見ごたえを出すお選び方に変わります。敬老会の会場へお届けする場合も同じです。
ご家族一同や自治会、法人からのお届けには立札を無料でお付けしています。文言はこちらで整えて、ご確認いただく形です。
お部屋の明るさから選ぶ、色
敬老の日には、長く生きてこられたことへの敬意を表す色として、古くから紫のお花が選ばれてまいりました。そのうえで、施設へのお届けでは、もうひとつ思い浮かべたいことがあります。お部屋の明るさです。
施設のお部屋は、ご自宅より照明が控えめなことが多いように思います。窓の向きによっては、日中でも光が回りません。淡い色のお花は、そういう場所では沈んで見えます。写真で見たときの印象と、実際に置かれたときの印象が変わってしまうのは、ここに理由があります。色をひとつ濃いほうへ寄せてお作りしますと、思い描いていた通りに近づきます。
ひとつだけ、施設では外させていただいている色合いがあります。白でまとめた色合いです。共用のスペースに置かれたとき、お供えのお花と見分けがつきにくくなります。ご入居の方のなかには、それを気にされる方がいらっしゃるかもしれません。白をお使いになりたいときは、淡いピンクやクリームを添えて、お祝いの白としてお作りしましょう。
お相手のお好きな色をご存じでしたら、それがいちばんの手がかりです。思い当たらないようでしたら、お部屋の雰囲気だけでもお聞かせいただければ、こちらでお見立ていたします。
施設へお届けしているお花

バスケットアレンジメント Mサイズ
幅25cm・奥行15cm。横に長く、背が低いかたちです。持ち手がついておりますので、お部屋の模様替えのときにも動かしていただけます。17色から。
9,800円(税込)

濃い紫(ヴィオラ)の花 アレンジメント MSサイズ
敬意を表す紫を主役に。高さ30cm×幅30cm、棚の奥行きにおさまります。
11,000円(税込)
ベッドのそば向けのSサイズや、水やりのいらないプリザーブドフラワーもございます。置き場所をお聞かせいただければ、そこから合うものをご一緒にお選びしましょう。
→ 敬老の日のお花をすべて見る|お手紙やお菓子の同梱について
宛名とカードのこと
お花が施設に着いてから、お相手のお手元に届くまでには、館内をひとつ渡っていきます。そこで迷子にならないよう、いくつか教えていただけますか。
- お部屋番号かフロア。これがありますと、確実にお手元まで届きます
- フルネーム。同じ名字の方が入居されていることは、思いのほかあるようです
- 受け取り窓口のご担当者名。お分かりでしたら、あわせてお聞かせください
メッセージカードは無料で、スタッフが手書きでお作りしています。施設では職員の方がお部屋まで運んでくださいますので、カードは封をせずお花に添える形にしております。お渡しのときに、どなたからのお花か読み上げていただけることがあるからです。
そのことを思いますと、差出人のお名前だけでなく、ご関係も一緒に書いておかれると届きやすいかもしれません。「娘の〇〇です」「孫の△△です」。お名前だけでは、すぐに結びつかないこともあるかもしれませんから。ご本人がご自分で読めるよう、大きめの文字でお書きすることもできます。お孫さんが考えたひらがなの文面も、そのままお入れいたします。
分からないことは、ご一緒に
ここまでで、お花のかたちも大きさも色も決まってまいりました。最後にひとつだけ、こちらでは分からないことが残っております。その施設が、生花をお受けになるかどうか。
これは施設ごとに違い、ホームページにも書かれていないことがほとんどです。ご注文の前に、一度だけお電話で伺っていただけますでしょうか。聞いておきたいのは3つです。
- 生花はお受けいただけますでしょうか
- お部屋まで届けていただけますか。それとも共用のスペースに飾らせていただくことになりますか
- 受け取りは何時から何時まででしょうか
切り出し方に迷われるようでしたら、こんなふうにお使いください。
「〇〇室の△△の家族です。敬老の日にお花を送りたいのですが、生花はお受けいただけますでしょうか。お部屋まで届きますか。受け取りの時間は何時から何時までになりますか」
お部屋番号やフロアも、このときに一緒に伺っておかれると、あとが楽になります。
「お花はご遠慮いただいています」と言われたら
そこで終わりにしなくても大丈夫です。切り替え方が3つございます。
- 水やりのいらないプリザーブドフラワー。生花ではありませんので、お受けいただける施設があります
- ご家族のお宅宛てにお届けする。次に面会にいらっしゃるときに、持っていっていただく形です
- 焼菓子とのセットに切り替える。お花が難しくても、お菓子でしたらとおっしゃっていただけることがあります
施設からのお返事を、そのままお聞かせいただけますか。「こう言われたのですが、どうしましょう」というご相談で構いません。そこから合う形をご一緒に考えます。
→ LINEでご相談いただく|お電話でも承ります(03-5809-1178/10:00〜15:00、火曜定休)
よくあるご質問
2026年の敬老の日は、いつまでに注文すればよいでしょうか
2026年の敬老の日は9月21日(月・祝)。9月19日(土)から23日(水)までの5連休で、秋のお彼岸とも重なります。お届けは連休初日の9月19日(土)あたりが落ち着いてお受けいただけるかと思います。施設へのお電話を挟みますので、9月14日(月)ごろまでにお声がけいただけますと余裕がございます。お届けだけの締切は9月16日(水)が全国どちらへも確実な目安で、関東近郊なら9月18日(金)正午まで。9月15日(火)は定休日をいただいております。
面会ができない時期でも、贈れるものでしょうか
面会と荷物の受け取りが別の扱いになっていて、お花だけお届けできる場合があります。お電話のときに「面会はできませんが、荷物は受け取っていただけますか」と聞いてみられてはいかがでしょう。会えない時期こそ、お花とカードが代わりに伺うという考え方もあるかと思います。
どんなお花が届いたか、こちらでも見られますか
お届けのあとに、お作りしたお花の画像をご注文者様へメールでお送りしております。施設へのお届けは、ご自身が受け取りに立ち会えないことがほとんどですので、ご覧いただけるようにしております。
手紙や写真も一緒に届けられますか
はい、承っております。自筆のお手紙やお写真、お菓子などをお花と一緒に梱包してお届けする同梱サービスがございます(5万円未満・金品は不可、配送ご希望日の3日前までに当店着)。お孫さんが描いた絵を同梱される方もいらっしゃいます。
相部屋だと聞いています。気をつけることはありますか
香りと大きさを、いつもより控えめにお作りいたします。カーテン一枚の向こうに同室の方がいらっしゃいますので、香りは残りやすく、大きなお花は視界にも入ります。相部屋であることをお知らせいただければ、そのつもりでお仕立ていたします。
お花のお世話ができるか、心もとないのですが
器に給水材を組んだアレンジメントでしたら、水を替える必要がございません。器の底に水を足していただく程度です。それも難しいようでしたら、水やりのいらないプリザーブドフラワーという選び方もございます。お相手の様子をお聞かせいただければ、合うほうをお選びしましょう。
施設へ贈るお花は、お相手の暮らしを思い浮かべるところから始まります。どこに置かれるだろう。誰の手をわずらわせるだろう。そこまで考えていただいたお花は、届いたあとも収まりよく、そのお部屋の景色になります。分からないところは、こちらでお引き受けできることもございます。どうぞお声がけください。
→ 敬老の日のお花を見る|LINEでご相談いただく|敬老の日の花の選び方(ご自宅へ贈る場合)

この記事を書いたひと
フラワーギフト専門店 花以想 (はないも)
花を以って、想う。2002年フラワーギフト通販サイト 花以想を開業。以来24年、お祝いからお供えまで、「品質・安心・信頼」を柱に、想いの伝わるフラワーギフトを日本全国へお届けしています。花を選ぶ、色で伝える、言葉を添える。マナーに詳しいスタッフと熟練のフローリストが、あなたの贈る気持ちに、丁寧に寄り添います。
花以想について
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