花の前で、ゆっくりお喋りした日のこと|友人のご遺族に届けるお供え花

Posted on 2026/06/04

お供え花は、故人を偲ぶためだけに届くのではない——そのことを、一通のお客様のお声が教えてくれました。花の前に人が集まり、言葉が生まれ、誰かが元気を取り戻す。この記事は、そんな実話をもとに書いています。

友人・知人のご遺族へお供え花を送りたい方、遠方からでもお花を届けたい方に、花以想のご注文の流れもあわせてご紹介します。

  1. 花の前で、ゆっくりお喋りした日のこと
  2. お供え花が果たしている、もうひとつの役割
  3. 友人・知人のご遺族にお供え花を送るには
  4. 発送前のお花写真確認について

先日、こんなお声をいただきました。

「28日に届くようにお供え花を依頼したO.M.です。お花の画像もお送りくださりありがとうございました。昨日、友人と三人で送り先の友達のお宅にお参りに行き、この目でお花を拝見してきました。希望通りの優しい感じのお花で、ご本人はじめ友人達も喜んでくれました。お花の前で、ゆっくりお喋りして、友人も元気を貰えたと言ってくださり……これからも励まし合って楽しく残りの人生を楽しみたいと思っています。」

読んで、しばらくじっとしてしまいました。

友人のご遺族に届けるお供え花

花の前で、ゆっくりお喋りした日のこと

O.M.様は小学校からの仲良しグループで、皆さん「お一人様」になられたとのこと。亡くなった友人のご自宅へ、三人でお参りに行かれた。そしてそこに、花以想からお届けしたお供え花が飾られていた。

「花の前で、ゆっくりお喋りして、元気をもらえた」

この一文が、ずっと心に残っています。

お供え花というと、どうしても「贈る側の義務」や「礼儀」として語られることが多いものです。でもO.M.様のお声には、そういった義務感が一切ありません。花が、場を作っていた。集まった人たちの間に、やわらかい時間を生んでいた。そのことへの、純粋な喜びが伝わってきました。

花には、人を集める力がありますね。花の前に立つと、何かが少しほぐれる。言葉にできなかった気持ちが、そっと出てきやすくなる。花屋をやっていると、そういう瞬間を何度も見聞きしてきました。O.M.様のお声は、そのことを改めて教えてくれるものでした。


お供え花が果たしている、もうひとつの役割

お供え花には、故人を偲ぶという本来の役割とは別に、残された人たちの気持ちをつなぐという役割があると、私は思っています。

O.M.様のグループのように、長年の友人が集まってお参りする場面では、花はいわば「場の中心」です。皆が同じ方向を向き、同じ花を見ながら、故人のことを話す。黙って手を合わせる。花がそこにあるだけで、人は自然と寄り添えます。

またO.M.様は、「一緒に行ったお二人の時も、花以想さんからお供え花を送らせていただき、たいへん喜ばれました」とも書いてくださっています。グループの中で誰かが逝くたびに、O.M.様が花を手配してくださっている。その繰り返しの中に、友人たちへの深い思いやりが宿っています。

お供え花を「贈る」という行為は、受け取る遺族だけでなく、一緒にお参りに来る人たちの心にも届いています。そのことを、O.M.様に教えていただきました。


友人・知人のご遺族にお供え花を送るには

「友人が亡くなった。ご自宅にお参りに行く前に、先にお花を届けておきたい」「遠方でお参りに行けないけれど、何かお供えを送りたい」——そういったご要望を、花以想ではよくお受けしています。

  • お届け先の住所(故人のご自宅か、喪主の方のお宅か)
  • お届け希望日(お参りの前日までに届けると安心です)
  • 表書き(四十九日より前は「御霊前」、以降は「御供」「御仏前」)
  • 差出人名(連名の場合は全員のお名前をお知らせください)

友人・知人への個人的なお供え花には、白を基調とした淡い色合いのアレンジメントが喜ばれます。「やさしい感じで」「明るすぎず暗すぎず」といった、言葉でのご要望にも対応しています。O.M.様が「希望通りの優しい感じのお花で」とおっしゃってくださったのも、そうしたご相談からお作りしたものです。

予算の目安は ¥5,000〜¥10,000 が一般的です。金額に迷われた場合は ¥8,000 前後がバランスのよい選択です。


発送前のお花写真確認について

花以想では、発送前にお花の写真をLINEでお送りしています。

O.M.様も「お花の画像もお送りくださりありがとうございました」と書いてくださっています。代理でご注文の場合や、遠方から送る場合は特に、「実際にどんな花が届くのか」が気になるものです。写真を事前にご確認いただくことで、安心してお届けできます。

「この花で大丈夫かな」という迷いも、写真を見ていただくことで解消できます。また「もう少し白い花を増やしてほしい」といったご要望があれば、発送前にお伝えいただければ調整も可能です(在庫状況による)。

「花を見ることなくお届けする」ではなく、「選んで、確認して、届ける」——そのひと手間が、O.M.様のような「この目で見てきました」という喜びにつながることを、私たちは大切にしています。

友人・知人へのお供え花、花以想のご注文の流れ

  • LINEでご相談(色・予算・日時・差出人名など)
  • ご提案・ご確認の後、オンラインショップよりご注文
  • 発送前にお花の写真をLINEでお送り
  • ご確認後、全国配送でお届け


お供え・お悔やみの花

お供え花・お悔やみ花の一覧|全国配送・発送前写真確認・表書き対応

フラワーギフト専門店 花以想 店主 鈴木咲子

インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)『ベストエッセイ・2025』(光村図書出版)随筆掲載。