花以想の働きかた。パート編

記事の投稿者
フラワーギフト専門店 Hanaimo(はないも) スタッフ
Hanaimoスタッフです。フラワーギフトの制作、SNSの投稿やお客様のサポートをしています。
こんにちは、スタッフの岡武です。
皆さま、先日の台風の影響は大丈夫でしたか?
台風が過ぎ去ったあと、少し涼しくなるかと期待していたのですが夏日に戻ってしまいました。。。
この暑さももう少しの辛抱ですね。
さて。今日は私たちパート(アルバイト)の花以想の「働きかた」についてです。
現在の花以想のスタッフは、みんな子育て中のママさんたち。そのなかの一人に、ご近所から通っている「ちなつさん」がいます。
私は日頃から、ちなつさんの働き方が素敵だなと感じていたので、そこで「花屋の向こう側に書いてもいいですか?」と聞いたら快くOKしてくださいました。
ちなつさんは基本的には午前中のシフトで働いています。仕事内容は、
- 市場から届いた花の水揚げ作業
- アレンジメント用のベース(器)のセット
- 制作前の伝票のチェック
などといった「制作以外」の作業(制作補助・アシスタント)がメインです。
花以想の制作担当スタッフは、オーナーを除くと私を含め2名いますが、2人とも小さな子供がいるため保育園のお迎えの時間があり、どんなに忙しくても17時までには退社しなくてはなりません。
そのため、出荷が多い繁忙期などはちなつさんが午前中に一旦退社し、夕方の子供の習い事の時間を見計らって再出社、そこから発送前の花画像の撮影と梱包の作業をしに来てくださいます。
これが本当に、助かるんです!!
とはいえ一方では後ろめたさも感じていました。先日、ちなつさんに「いつも先に帰ってしまうこと、仕事を引き継いで帰るのが申し訳ないと思っているんです。」と話したところ「私も子供がいない時間を有効に使えてありがたいんだよ」と話してくれました。
ちなつさんが花以想の求人面接をうけた当時、二人の子供はまだ幼稚園生と小学2年生。そのため「夏休みは出勤できない」と店主の咲さんに伝えたそうですが、「いいよ!家族優先で!」と快諾してくださったそうです。
しかし実際に夏休みに入ると、家にいて手が空いているのに子供がいるから仕事に行けない。その状況を話したら、こんどは「子供を連れてくればいいじゃん」と言ってもらい、「夏休みも出勤ができるようになった」と話してくれました。
子供たちはというと花屋の仕事に興味津々。市場から届いたお花に巻かれている新聞紙をとってくれたり、水揚げ用の桶に水をくんでくれたり、花屋の仕事のお手伝いをしてくれます。
また帰るときには、咲さんからお手伝いの報酬としてアイスやロスフラワーなど、もらって嬉しそうな笑顔です。
そんな話や様子を見た私は「この働き方できる会社ってそうそうないと思います。」と咲さんに伝えましたが、「そうかな~普通だけど」と言っていました。
店主の咲さんはじめ、オーナー、働いている花以想スタッフも本当にいい人たち。いつも家族を優先に考えてくれる、咲さん・オーナーには日ごろから感謝しています。

ヒペリカム 花言葉は「きらめき」「悲しみは続かない」

記事の監修者
フラワーギフト専門店 Hanaimo 店主 鈴木咲子
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。