お供え花は「造花」でもいいの?

仏教において「花を供える」という行為は、ひとつの修行として捉えられています。それは花の咲く姿、枯れる様子から植物や自然の無常観、命の尊さを学び、仏に対して修行を誓うという意味があり、その視点でいうと造花は不向きと言えます。ただし、今の生活様式ではプリザーブドフラワーも便利に扱われるようになりましたので、一概に善し悪しで判断はし難く、時期やお相手の状況によっては、あえて造花をお勧めすることもあります。

ただし故人が裁きを受ける期間とされる「四十九日」の期間は、一般的である生花でおくるのがよいでしょう。