典座(てんぞ)

典座(てんぞ)という言葉があります。禅宗の寺院におかれる職務のひとつで、ひと言でいうと炊事の係です。 道元は『典座教訓』にその典座が果たす役割や心構え、作法を書き、またその心構えとして「喜心・老心・大心」という三つの心を...

立冬

今日11月8日、立冬をむかえました。 暦の上の冬はこの日にはじまります。 立冬の声をきくと、いよいよ北の寒気に立ち向かう思いが強まるのですが、 今年は冬?と聞き返したくなるよな暖かさ。 お変わりなくお過ごしでしょうか。 ...

やっと秋になりました

露草(つゆくさ) 古くからその花の絞り汁は友禅染の下絵に使われており、またそうして色素を布に移すことからこの青色は「移し色」と呼ばれました。 下絵に使うということは水落ちしやすく、時間が経てば色は褪せてしまう。 またその...

牡丹と萩 秋分の日に

  母となり なほなつかしむ千代紙の たぐひと見ゆる紅萩の花  与謝野晶子 秋分を迎えました。春分の日と同様、昼と夜の長さがほぼ同じになる秋分の日は、仏の世界と現世がいちばん近くなる日とも考えられています。 春...