印象的な出来事がありました。

本日メールでご相談の問い合わせがありました。これまでにもご注文下さったことのある、海外在住のお客様からです。内容は1年前にご逝去された故人にお供えのお花をおくりたいとのことでした。

遠く離れた地にて知った訃報に対して今まで言葉をかけずにいました。そこへ故人の奥様から「元気にしてる?またお会いしたいです」というメッセージカードが、ご家族の写真とともに届いたことから、お供え花をおくりたいと思うようになったようです。

ただ、お供え花でよいのか、その場合のメッセージはどうしたら良いのかわからず、問い合わせを下さいました。

写真を送られたということは、ご家族の気持ちが整理されてきていることだと思いました。ですからお客様においては気持ちの赴くままに、メッセージを添えてお供え花を贈っても不自然ではないと思いました。とはいえそう決断するにも不安が残ったので、アキさんにも相談させて頂きました。

アキさんからは「お花の内容は、いかにもお供えっぽくない優しいお花が良いのでは」というアドバイスを貰いました。確かに故人に向けてというより、ご遺族の慰めに対するお気持ちに寄り添ったお花が良いと思い、そこでプリザーブドフラワーをおすすめするメールを送りました。まだメールに対する、お客様からのお返事はきていません。

稀にこういった繊細なご相談を受けることがあります。ハナイモの事務として働き始めた当初は、私も一緒に動揺して頭を整理することができませんでした。しかし今日このメールを確認したときには動揺をするのではなく、お客様の状況を想像して受け止められる心境にあった自分自身に成長を感じました。

それでも自分1人で返答するには繊細な内容だったため、アキさんに相談をして整理をしていきました。様々な相談がありますが、どのご相談にも「これが正解」というのは無いと思います。それでも、相手に寄り添う気持ちで、文字の向こう側に私たちがいる、ということが伝われば良いなと思います。